GHOST/トロのマネー日記

私はGhostである、名前は花山トロ。ご主人は花山とうしろう、サラリーマン生活の傍ら株式投資に励み、退職後は配当と株主優待で夫婦2人悠々自適に暮らしている。トロは前飼主に捨てられ彷徨っているところをご主人に拾われ、以来優しいご主人に甘えていたが、2021年1月14日、Ghostになったのである。これからは、人生は3つの「きんりょく」、即ち筋力(筋肉)、菌力(腸内細菌)、金力(金融資産)が最重要というポリシーのご主人を見守り、株式投資、株主優待、旅行、ゴルフ、健康などの面白い話、役に立つ話を発信するのである

ケーヨーはコロナ禍、業績予想を上方修正したのである

 ホームセンターD2を運営するケーヨー(コード8168)は、9月15日取引終了後、業績予想の修正に関するお知らせを公表したのである。集計中の第2四半期累計(3~8月)単独業績について、売上高が537億円から616億(前年同期比10.9%増)へ、営業利益が14億から42億円(同15.2倍)へ、純利益が10億円から24億5千万円(同2.2倍)へ上方修正したと発表したのである。お知らせの中で上方修正の理由について、次のとおり記載してあるのだ。

 「売上高につきましては、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、外出自粛・テレワーク等による生活様式の変化に伴い、ⅮIY・園芸用品、トレーニング用品等、家庭で過ごす時間を活用するためのホーム関連商材の需要が伸びたことや緊急事態宣言解除後も新型コロナウイルスの感染者数が再び増加するなど、収束の見通しがつかないことにより、マスク・除菌関連商品や透明シート、フェイスシールド等の感染防止用品が継続的に伸長し、売上高が増加いたしました。」

 「利益面につきましては、DCMホールディングス株式会社との取り組みであるDCM棚割導入改装を進めてきた効果に加え、粗利益率の比較的高いⅮIY・園芸用品の売場拡大と外出自粛による需要増加が重なり、粗利益率が想定以上に改善したことや店舗オペレーションの改善に取り組んできた結果に加え、緊急事態宣言時に営業時間短縮・休業日の設定、チラシ配布、イベント自粛等を実施したことにより、想定以上の経費が削減されたことから営業利益、経常利益が前年を大きく上回る見込みとなりました。」

 この発表を受け、9月16日、株価はザラ場で970円、7月30日に記録したリーマンショック後の最高値959円を更新したのである。中間決算の正確な数字は後日ということであるが、長年低迷してきたケーヨーがコロナ禍という予想外なことで、復活しつつあるようである。

 トロの一言。禍福はあざなえる縄のごとし。