モスバーガー、マザーリーフ等を運営するモスフードサービス(証券コード8153)から9月末権利の株主優待券(食事優待券、有効期限は2021年9月末まで)が届いたのである。権利日から1ヶ月半で届いたのは、トランザクション(証券コード7818)と並んで最速なのである。
モスフードサービスの株主優待は、3月末、9月末の2回、モスバーガー、モスカフェ、モスクラシック、モスプレミアム、モスド、マザーリーフ、ミアクッチーナ、あえん、シェフズブイ、グリーングリルなどの飲食店と、業務提携をしているミスタードーナツで利用できる株主優待券(500円券)である。
100株以上 1,000円分
300株以上 3,000円分
500株以上 5,000円分
1,000株以上 10,000円分
11月13日に公表された2021年3月期の中間決算(9月末)によると、コロナ禍ではあるが、売上高337億円(前年同期比1.6%減)と微減にとどめたものの、純利益は7億円の赤字なのであるが、中間期の配当は前期から3円減の11円(期末の配当予想も11円)と財務体力があるところを見せたのである。赤字は、シンガポールの事業がコロナ禍で苦戦したこと、レストラン事業の売上高の大幅な減少、テレワークの広がりを受け都心店舗の売上高減が大きな要因のようである。通期でも赤字を予想しており、まだまだコロナ禍から回復できないという見通しなのである。
そして、コロナ禍への対応として、国内事業ではテイクアウトニーズへの対応、モス店舗の多様化推進、利便性向上による収益機会の拡大、海外事業では出店推進、デリバリー推進、その他、不採算店の整理、業務改善等による人員の再配置、生産性向上・コスト削減、外食以外の事業展開に重点を置くとしているのである。