1月21日、10月末/4月末が決算のプレミア投資法人(証券コード8956)から、配当金が入金したのである。プレミア投資法人は、オフィスに2/3とレジデンスに1/3投資するいわゆる複合型のリート、地域別で見ると95%超が東京及びその周辺都市の物件なのである。そしてそのメインスポンサーはNTT都市開発ということもあり、NTTグループ企業のテナント比率がオフィスビル全体(面積)の約30%を占めているのである。
1月22日の終値で比較すると、同投資法人は、62の上場リートうち、時価総額は1,684億円で33位、NAV倍率(NAV倍率とは、不動産を時価評価した純資産価値に対する投資口価格の割安度を表す指標なのである。株式におけるPBR(株価純資産倍率)に似た指標なのである。NAV倍率が低い程割安と言えるのである。)は0.96で34位と、いずれも中位に位置しているのである。
分配金は2016年4,993円、2017年5,057円、2018年5,383円、2019年5,768円、2020年5,795円と着実に増加し、2021年の予想分配金は6,600円なのである。このように分配金が着実に増加し、稼働率も微減で推移しコロナ禍の影響をあまり受けていないのは、オフィスの大口テナントがNTTグループ企業であること、レジデンスが1/3を占めていることが挙げられるのである。
1月22日の終値は127,900円、今年の予想分配金6,600円で見ると予想分配金利回りは5.16%とまずまずの数字である。ご主人は、リーマンショックからの回復期に購入したこともあり、その投資利回りは11.19%と高い数字なのである。