1月28日、ベネフィット・ステーション(官公庁や企業の福利厚生業務の運営代行サービス)を運営するベネフィット・ワン(証券コード2412)から、2021年3月期第3四半期決算短信が公表されたのである。売上高271億円(前年同期比0.0%増)と横ばいであるが、営業利益69億円(同16.1%増)、経常利益70億円(同15.9%増)、純利益48億円(同16.2%増)と引き続き好調なのである。利益増の大きな要因は、コロナ禍による外出自粛に伴い会員のサービス利用が減少(補助金の支出減少)による、売上原価の低減によるものである。ご主人は、コロナ禍という不幸により利益が上がるというのは、少々複雑な気持ちなのである。
2021年3月期通期の予想は、売上高402億円(前期比7.7%増)、営業利益91億円(同7.8%増)、経常利益91億円(同7.5%増)、純利益62億円(同9.9%増)、配当予想は28円、と修正は無いが、第3四半期決算短信の利益の好調さから上方修正も期待できるのである。