2月5日、セントラルスポーツ(証券コード4801)から、2021年3月期第3四半期決算短信が公表されたのである。売上高257億円(前年同期比36.8%減)営業利益2億円(同91.6%減)、経常損失5百万円、純損失は28億円と大苦戦しているのである。その要因は、やはり、特別損失に計上されている「新感染症対応による損失」31億円なのである。コロナ禍による休業、時短営業が直接的な原因であるが、昨年某スポーツクラブで発生したクラスターがこの業界に悪いイメージを与えたことも影響しているのである。そしてこのコロナ禍の衝撃は、1株当たりの利益でみても258.65円の損失(前年同期は142.73円)でわかるのである。
2021年3月期通期の業績予想は変更無しであるが、売上高365億円(前期比31.6%減)、純損失44億円と衝撃的な数字なのである。配当予想は年間5円と前期の57円から激減、ご主人は5円という僅かな配当によりも、配当のために発生する事務経費を節約するために無配とし次期以降収益が回復したら十分な配当を実施すべきと考えているのである。