2月9日、みずほリース(証券コード8425)から、2021年3月期第3四半期決算短信が公表されたのである。売上高3,501億円(前年同期比8.0%減)、営業利益178億円(同0.7%減)、経常利益219億円(同20.3%増)、純利益179億円(同43.7%増)と、堅調な業績なのである。
併せて、2021年3月期の業績予想の上方修正も公表されたのである。売上高5,000億円(前期比7.0%減)の修正はないが、営業利益235億円(同10.6%減)、経常利益255億円(同4.5%減)、純利益200億円(同14.2%増)はいずれも上方修正され、特に純利益は前期を大きく上回るものなのである。上方修正の理由について、みずほリースは「当初計画では新型コロナウイルスの蔓延による厳しい経済状況が継続し、一部の業種について、景気悪化に伴う設備投資計画の先送りや、信用コストの増加等の影響を見込んで策定いたしました。当第3四半期連結累計期間の業績は、厳しい経済状況下ではありましたが、コロナ禍におけるお客様の多様なニーズを捉えた営業活動により営業資産残高を着実に積み上げたことに加え、信用コストが低位で推移したことや持分法投資利益の増加等の貢献もあり・・・」と説明しているのである。また、1株当たりの純利益は413.53円、通期の配当予想は84円(前期82円)と配当性向は20%程度なので余裕なのである。ご主人は、もしかしたらさらなる増配もありえるかもと思っているのである。