GHOST/トロのマネー日記

私はGhostである、名前は花山トロ。ご主人は花山とうしろう、サラリーマン生活の傍ら株式投資に励み、退職後は配当と株主優待で夫婦2人悠々自適に暮らしている。トロは前飼主に捨てられ彷徨っているところをご主人に拾われ、以来優しいご主人に甘えていたが、2021年1月14日、Ghostになったのである。これからは、人生は3つの「きんりょく」、即ち筋力(筋肉)、菌力(腸内細菌)、金力(金融資産)が最重要というポリシーのご主人を見守り、株式投資、株主優待、旅行、ゴルフ、健康などの面白い話、役に立つ話を発信するのである

オートバックスセブンから株主優待制度の一部変更(改悪)、2021年3月期決算短信が発表されたのである

 5月10日、久々にご主人から「えー」と奇声が発せられたのである。というのも、オートバックスセブン証券コード9832)から2021年3月期決算短信とともに、株主優待制度の一部変更(改悪)が発表されたのである。オートバックスセブン株主優待は、3月末、9月末、保有株式数と保有年数に応じて、オートバックスグループギフトカードが貰えるのである。2021年9月末からの変更の大きなポイントは、300株以上999株以下が改悪となったのである。 

  現行:300株以上999株 保有期間1年以上3年未満5千円、3年以上8千円

  変更後:300株以上699株以下 保有期間1年以上3千円

     :700株以上699株以下 保有期間1年以上3年未満7千円、3年以上8千円

 厳密に言えば、700株以上999株以下保有期間1年以上3年未満の場合は改善しているのであるが、これまで投資効率がもっとも良い300株を3年以上保有している者にとっては、8,000円のギフトカードが3,000円へ大きく改悪されたのである。オートバックスセブンは、株主優待制度変更の理由について、「株主の皆様に対する利益還元の公平性及び株主配当と株主優待とのバランスの観点から、総合的に検討を重ねた結果」と説明しているのである。確かに保有期間1年以上3年未満でみれば、保有株式数に比例してギフトカードが増えてき、さらに700株以上の場合3年以上保有者にさらに優遇されるのである。

 表向きの理由はこのとおりであるが、本音は株主優待制度の負担軽減と、株式保有者にさらに保有株数を増やして貰いたいということではないかと、ご主人は推測しているのである。ということで、2021年9月期以降もっとも投資効率が良いのは、13,000円分貰える1,000株以上3年以上保有する場合となるのである。明日以降、株主優待制度の負担軽減を評価して株価が上昇するのか、株主優待制度の改悪を受け株価が下落するのか、買い増しをするべきか否か、悩むご主人なのである。

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オートバックスグループギフトカード

 2021年3月期決算短信によれば、売上高2,204億円(前年同期比0.4%減)、営業利益105億77百万円(同39.4%増)、経常利益112億円(同39.2%増)、純利益70億円(同87.3%増)と、比較的好調な決算となったのである。この背景に、自動車業界は新車の販売は低調であるが、密を回避する方法として車の役割が見直され、中古車業界は好調だったことが挙げられるのである。

 2022年3月期業績予想について、オートバックスセブンは、「依然として新型コロナウイルス感染症の影響が不透明であり、影響の長期化が予想されることから」、売上高2,265億円(前年同期比2.7%増)、営業利益95億円(同10.2%減)、経常利益100億円(同10.9%減)、純利益67億円(同5%減)、配当予想60円(前期と同額)と厳しめの予想なのである。