5月17日、三菱HCキャピタル(証券コード8593、旧三菱UFJリースを存続会社として旧日立キャピタルと合併)から、2021年3月期決算短信と22年連続増配が発表されたのである。売上高8943億円(前期比3.19%減)、営業利益624億円(同32.05%減)、経常利益650億円(同31.12%減)、当期利益553億円(同21.80%減)とコロナ禍による減収減益となったものの、年間配当は前期比0.5円増の25.5円とし、22期連続増配となったのである。増配の理由について、三菱HCキャピタルは、「2021年3月期におきましては、新型コロナウイルス感染拡大という特殊要因もあり、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比減益となりましたが、株主還元については継続的かつ安定的な配当にて行うという基本方針と21期連続増配の実績も尊重し、当期の1株当たり期末配当金を12円75銭とし、中間配当金12円75銭とあわせた年間配当金を25円50銭とさせていただきます。これにより、前期比で50銭の増配となります。」と説明しているのである。
2022年3月期業績予想について、「営業活動推進に伴う費用や体制整備等に係る費用が増加する一方、前期において減益となっていた各事業の回復や復調、航空事業における貸倒関連費用の減少等を見込んでおり、2022年3月期の親会社株主に帰属する当期純利益は950億円と予想」、また、1株当たり年間配当金予想は、「22期連続増配の実績、及び当社と日立キャピタル株式会社におけるこれまでの配当方針を踏まえ、前期比50銭増配の26円00銭」としているのである。1株当たりの利益からみても、2021年3月期実績62.08円、2022年3月期予想66.16円と無理のない数字なのであるから、ご主人は、23期連続増配はほぼ確実と思っているのである。
因みに、5月17日の三菱HCキャピタルの株価終値は640円なので、2022年3月期の配当利回りは26円÷640円=4.06%なのである。ご主人は平均533円で購入しているので投資利回りは4.88%なのであるが、今後も着実な業績アップと配当増を期待して3,500株も保有しているのである。