6月1日、モスバーガー、モスカフェ等を展開するモスフードサービス(証券コード8153)から、2021年2月期の株主優待券(有効期限2021年3月末まで)と、株主総会招集通知が届いたのである。
モスフードサービスの株主優待は、株主優待券の案内のとおり3月末、9月末の2回、保有株数に応じて、モスバーガー、モスカフェ、モスクラシック、モスプレミアム、モスド、マザーリーフ、ミアクッチーナ、あえん、シェフズブイ、グリーングリルなどの飲食店と、業務提携をしているミスタードーナツで利用できる株主優待券(500円券)である。モスフードサービスの株主優待は、株主優待券をモスカードのMOSポイントに交換でき(1枚500円分⇒500ポイント)、1円単位で利用できるので利便性が高いのである。
100株以上 1,000円分
300株以上 3,000円分
500株以上 5,000円分
1,000株以上 10,000円分
5月14日に発表された2021年3月期決算短信によると、売上高719億円(前期比4.3%増)、営業利益14億円(同34.1%増)、経常利益14億円(同15.8%増)、純利益は9億円(同173.1%増)、期末配当は11円(前期14円)、年間配当は22円(前期28円)と、コロナ禍、大健闘したと言えるのである。とは言え、純利益の中身は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う助成金収入12億39百万円、減損損失10億81百万円等を計上した結果であるので、コロナ禍の大きな影響がうかがえるのである。
2022年3月期業績予想は、「新型コロナウイルス感染症の影響は続くと想定したうえで」、売上高730億円(前期比1.4%増)、営業利益17億円(同19.5%増)、経常利益18億円(同26.1%)、純利益11億円(同10.3%)、1株当たりの純利益は35.68円、配当予想24円(前期22円)と、慎重な予想なのである。