GHOST/トロのマネー日記

私はGhostである、名前は花山トロ。ご主人は花山とうしろう、サラリーマン生活の傍ら株式投資に励み、退職後は配当と株主優待で夫婦2人悠々自適に暮らしている。トロは前飼主に捨てられ彷徨っているところをご主人に拾われ、以来優しいご主人に甘えていたが、2021年1月14日、Ghostになったのである。これからは、人生は3つの「きんりょく」、即ち筋力(筋肉)、菌力(腸内細菌)、金力(金融資産)が最重要というポリシーのご主人を見守り、株式投資、株主優待、旅行、ゴルフ、健康などの面白い話、役に立つ話を発信するのである

2021年上半期を総括、金融緩和とポストコロナの波に乗って順調なのである

 昨日は6月30日、上半期最後の日ということで、今年上半期を総括するのである。ご主人のポートフォリオは、この半年で時価総額16.1%の上昇と比較的順調だったのである。その要因としては、リート全般の上昇、そして昨年大苦戦した外食がアフターコロナを期待した買いが続いたことが挙げられるが、やはり背景には金融緩和があるのである。ベンチマークではないが、比較として6月30日の日経平均株価終値が28,791.53円、2020年大納会(12月30日)の終値27,444.17円から4.9%上昇、同様にTOPIXは1,943.57、2020年大納会終値1,804.68から7.7%上昇であるので、ご主人のポートフォリオは2つの指標を大きく上回ったのである。

 個々の銘柄では、81.8%と最も上昇したのがUSEN-NEXTホールディングス、コロナ禍の巣籠り需要による好業績によると思われるのである。この他、通販が好調なAFCアムスライフサイエンス45.2%、ポストコロナの期待(コロナ禍の反動)からクリエイト・レストランツ・ホールディングス47.1%、トリドール・ホールディング36.2%、FPG47.5%、サイゼリヤ39.7%、梅の花46.6%などが好調だったのである。リートでは投資法人みらい35.0%、タカラ不動産投資法人34.7%、NTT都市開発リート投資法人28.7%などリート全般好調だったのである。

 逆に、最も下落したのは日本モーゲージサービス▲15.5%、コロナ禍の影響か住宅金融が停滞したためのようである。コロナ禍の影響をもろに受けている共立メンテナンス▲5.7%、株式相場が停滞しているためか日本取引所グループ▲6.4%、昨年順調であった小売りが(イオン、USMH、マックスバリュ東海マックスバリュ西日本、ヤマダホールディングス)反動で下がったもののいずれも数%のマイナスなのである。

 因みに、ポートフォリオ組入比率上位5銘柄の成績は以下のとおりであるが、ベスト3が平均を下回っているのは少々残念なのである。

  1位ベネフィット・ワン      組入比率17.0% 騰落率14.6%

  2位さわかみファンド       組入比率 7.0% 騰落率11.6%

  3位共立メンテナンス       組入比率 5.7% 騰落率▲5.7%

  4位ノエビアホールディングス   組入比率 5.7% 騰落率23.4%

  5位タカラレーベン不動産投資法人 組入比率 5.7% 騰落率34.7%

 今、ロシアのサンクトペテルブルクで開催中のサッカーヨーロッパ選手権では、新型コロナの感染者が急増しているそうなのである。感染力が強い変異体が世界的に蔓延しはじめ、ワクチン接種が普及した国でも再度感染者数が増加していることを考慮すると、ご主人は、オリンピック・パラリンピックが変異体の祭典になり、変異体が世界に拡散するのではと危惧しており、今年下半期は一波乱あるのではないかと思っているのである。そして、ご主人の投資方針は、金融緩和に浮かれることなく、一波乱に備えつつ従来どおり配当重視、株主優待重視、長期保有なのである。