7月8日、USEN-NEXT HOLDINGS(証券コード9418)から、好調な2021年8月期第3四半期決算短信と増配が公表されたのである。第3四半期連結累計期間の業績は、売上高1538億円(前年同四半期比7.3%増)、営業利益125億円(前年同四半期比49.0%増)、経常利益119億円(前年同四半期比61.8%増)、純利益66億円(前年同四半期比109.8%増)といずれも好調な業績なのである。しかも、営業利益、経常利益は、通期業績予想を超えているのである。
また、2021年8月期の予想期末配当について、2020年10月14日に1株当たり8.5円(前期8円)と公表していたが、1株当たりの期末配当を12.5円に修正すると公表したのである。予想修正の理由について、USEN-NEXT HOLDINGSは、「経営成績および事業環境を勘案しつつ、株主の皆様に対する安定的な配当の実施による利益還元および将来的な企業価値向上に繋がる機動的な事業活動を可能にするための内部留保の充実を重要な経営戦略としております。上記方針に基づき、2021年8月期末の配当予想につきましては、2020年10月14日に1株当たり8円50銭と公表しておりましたが、本日公表した2021年8月期第3四半期決算および最近の業績動向を踏まえ、1株当たりの期末配当を12円50銭に修正いたします。」と説明しているのである。
因みに、公表翌日の9日、日経平均株価が177.61円下落(-0.63%)という地合の悪い中、USEN-NEXT HOLDINGSの株価は331円高(値上り率+13.57%は全銘柄中6位)の2,770円と大きく反応したのである。