GHOST/トロのマネー日記

私はGhostである、名前は花山トロ。ご主人は花山とうしろう、サラリーマン生活の傍ら株式投資に励み、退職後は配当と株主優待で夫婦2人悠々自適に暮らしている。トロは前飼主に捨てられ彷徨っているところをご主人に拾われ、以来優しいご主人に甘えていたが、2021年1月14日、Ghostになったのである。これからは、人生は3つの「きんりょく」、即ち筋力(筋肉)、菌力(腸内細菌)、金力(金融資産)が最重要というポリシーのご主人を見守り、株式投資、株主優待、旅行、ゴルフ、健康などの面白い話、役に立つ話を発信するのである

サイゼリヤから2021年8月期第3四半期決算短信と微妙な通期業績予想の修正が公表されたのである

 7月14日、サイゼリヤ証券コード7581)から、2021年8月期第3四半期決算短信と微妙な通期業績予想の修正が公表されたのである。第3四半期は、売上高953億円(前年同期比2.7%減)、営業損失8億円(前年同期22億円の営業損失)、経常利益25億円(前年同期16億の経常損失)、純利益13億円(前年同期27億円の損失)と一応黒字にはなっているが、その実情は世界的に批判の多い中国における事業の利益と協力金によるものなのである。

 また、通期業績予想は、売上高1,325億円⇒1,265億円、営業利益▲7億円⇒▲25億円、経常利益30億円⇒50億円、純利益10億円⇒32億円と修正されたのである。サイゼリヤは、修正理由について、「東京都に4回目となる緊急事態宣言が2021年8月22日まで発出され、埼玉県、神奈川県、千葉県、大阪府にまん延防止等重点措置が同日まで延長されたことにより、前回予想を下回る予定です。営業利益に関しましては、売上高減少の影響により、前回予想を下回る予定です。経常利益に関しましては、協力金を当初見込33億円から、第3回目の緊急事態宣言を対象とした協力金32億円を追加で見込んだことにより、通期で65億円を計上する見込となったこと」と、説明しているのである。

 ご主人は、コロナ禍により本業は不調なのであるが、協力金と中国事業のおかげで、2021年8月期は何とか黒字化するという、微妙な内容だと思っているのである。因みに、翌15日の株価は、予想外なことに、ザラ場で2,903円と年初来高値を更新したのである。