ご主人が保有する2月期決算の外食6社の第1四半期を総括すると、6社とも前年同期により増益になっているものの、営業黒字になっているのはコメダホールディングス、クリエイト・レストランツ・ホールディングスの2社、コロナ禍本業だけでは相変わらず苦戦しているのが実情なのである。吉野家ホールディングスとリンガーハットは営業赤字ではあるものの、雇用調整助成金、休業協力金等の助成金収入により経常利益、純利益を計上できているが、JグループホールディングスとSFPホールディングスは、酒を提供する業態が主力ということもあり、雇用調整助成金、休業協力金等の助成金収入があっても、経常損失、純損失が発生しているのである。ご主人は、新型コロナ感染者急増中の現状では、テイクアウト、デリバリーを強化しても、まだまだ苦戦が続くと予想しているのである。最後に、各社の第1四半期決算短信から、その業績を紹介するのである。
コメダホールディングス 売上収益8,221百万円(前年同期比39.2%増)、営業利益2,005百万円(前年同期比116.1%増)、純利益1,347百万円(前年同期比115.9%増)
クリエイト・レストランツ・ホールディングス 売上収益17,740百万円(前年同期比50.2%増)、営業利益1,520百万円(前年同期は営業損失7,787百万円)、税引前利益1,461百万円(前年同期は税引前損失8,007百万円)、純利益は1,06 7百万円(前年同期純損失7,362百万円)
吉野家ホールディングス 売上高364億50百万円(前年同期比8.1%減)、営業損失2億6百万円(前年同期営業損失49億55百万円)、経常利益25億20百万円(前年同期経常損失42億78百万円)、純利益15億33百万円(前年同期純損失40億87百万円)
リンガーハット 売上高78億92百万円(前年同期比10.2%増)、営業損失6億27百万円(前年同期営業損失23億77百万円)、経常利益3億53百万円(前年同期経常損失24億94百万円)、純利益は1億5百万円(前年同期純損失17億82百万円)
Jグループホールディングス 売上高693百万円(前年同期比10.3%減)、営業損失537百万円(前年同期営業損失582百万円)、純損失342百万円(前年同期純損失1,639百万円)
SFPホールディングス 売上高2,229百万円(前年同期比26.8%減)、営業損失2,283百万円(前年同期営業損失1,580百万円)、経常損失121百万円(前年同期経常損失1,470百万円)、純損失147百万円(前年同期純損失1,465百万円)