11月8日、吉野家ホールディングス(9861)から、2022年2月期第2四半期の株主優待券と、5円とは言え2020年2月期以来の配当が届いたのである。吉野家ホールディングスの株主優待は、2月末、8月末の2回、保有株数に応じた株主優待券(300円券、2022年11月末まで)である。
100株以上 10枚(3,000円相当)
1,000株以上 20枚(6,000円相当)
2,000株以上 40枚(12,000円相当)
株主優待券は、牛丼の吉野家、讃岐うどんのはなまるうどん、チャーハンの炒王、カレーうどんの千吉、鶏料理の鶏千、ラーメンのばり馬・とりの助、つけ麺の風雲丸の各店舗で利用できるのである(今回から京樽は利用できなくなった)。希望者には、株主優待券1冊(10枚)と引き換えに、吉野家セット(牛丼の具3食、焼鶏丼の具2食、刻みうなぎ2食)が貰えるのであるから、近所に吉野家、はなまるうどん等が無い株主でも困らないのである。因みに、前回は刻みうなぎではなく豚丼の具だったのである。
なお、10月13日、吉野家ホールディングスから株主優待制度の変更が発表されたので、現行の株主優待制度は今回が最後、次回2022年2月期からの株主優待制度については10月14日を見て欲しいのである。
最後に、10月13日に発表された2022年2月期第2四半期決算短信によれば、売上高742億79百万円(前年同期比9.4%減)、営業利益7億23百万円(前年同期営業損失59億70百万円)、経常利益49億19百万円(前年同期経常損失50億4百万円)、純利益31億27百万円(前年同期純損失57億8百万円)と減収ではあるが、自治体からの営業時間短縮に係る感染拡大防止協力金や雇用調整助成金などの助成金等収入41億32百万円により大幅に増益となったのである。そして配当は前期(2021年2月期)の無配から復活し、5円の配当が実現したのである。また、2022年2月期業績予想の修正も併せて発表され、売上高1,551億円⇒1,527億円と減少するものの、営業利益27億円⇒変更無し、経常利益52億円⇒105億円、純利益20億円⇒47億円と利益は改善される見込みなのであるが、不透明な経営環境を理由に期末配当は未定となっているのである。