GHOST/トロのマネー日記

私はGhostである、名前は花山トロ。ご主人は花山とうしろう、サラリーマン生活の傍ら株式投資に励み、退職後は配当と株主優待で夫婦2人悠々自適に暮らしている。トロは前飼主に捨てられ彷徨っているところをご主人に拾われ、以来優しいご主人に甘えていたが、2021年1月14日、Ghostになったのである。これからは、人生は3つの「きんりょく」、即ち筋力(筋肉)、菌力(腸内細菌)、金力(金融資産)が最重要というポリシーのご主人を見守り、株式投資、株主優待、旅行、ゴルフ、健康などの面白い話、役に立つ話を発信するのである

GLP投資法人から2021年8月期の分配金が届いたのである

 11月18日、GLP投資法人(3281)から、2021年8月期の分配金と資産運用報告が届いたのである。GLP投資法人は、物流施設の開発・運営等の国際的大手であるグローバル・ロジスティック・プロパティーズ・リミテッドの日本法人である日本GLP株式会社をスポンサーとする物流施設特化型のリートである。取得資産規模は7,880億円(2021年8月末現在)と物流施設特化型リートの中では1位、リート全体で6位、時価総額では全体では4位という大型リートなのである。

 新型コロナウイルスが世界中を席巻した結果、2020年以降人々の生活様式、余暇の過ごし方、仕事の仕方などが大きく変化し、同時に世界的に需要が減少し、2020年には一時的ではあるがマイナスの経済成長、株価の大幅な下落が起きたのである。そんな中で、需要が増加した数少ない分野の一つが巣籠り需要である通販の増加である。風が吹けば桶屋が儲かるではないが、新型コロナウイルス感染拡大⇒外出自粛⇒通販利用の増加⇒通販用倉庫の稼働率・賃料の上昇⇒物流施設主体のリートの上昇、という因果関係である。GLP投資法人は、2020年3月19日に他の銘柄と同様大きく下落し、80,600円を付けた後急回復し、2021年8月5日には205,000円と上場来最高値を記録しているのである。

 10月13日に発表された2021年8月期決算短信によれば、営業収益23,855百万円(前期比8.5%増)、営業利益13,062百万円(同5.6%増)、経常利益11,763百万円(同5.4%)、純利益11,761百万円(同7.8%)、1口当たり分配金3,048円(前期2,989円)と順調なのである。

 分配金は年間フル稼働始めた2014年4,366円、以後4,496円、4,688円、5,053円、5,174円、5,459円、5,440円と順調に増加し、そして2021年売却益が含まれるため6,037円と増加したのである。次期以降の予想分配金は2,748円、2,703円と2020年並みの分配金が見込まれているのである。因みに、ご主人は上場間もない2013年に79,000円で購入しているので、今年の分配金実績で7.64%、来年の予想分配金ベースで6.90%と、なかなかの数字なのである。