GHOST/トロのマネー日記

私はGhostである、名前は花山トロ。ご主人は花山とうしろう、サラリーマン生活の傍ら株式投資に励み、退職後は配当と株主優待で夫婦2人悠々自適に暮らしている。トロは前飼主に捨てられ彷徨っているところをご主人に拾われ、以来優しいご主人に甘えていたが、2021年1月14日、Ghostになったのである。これからは、人生は3つの「きんりょく」、即ち筋力(筋肉)、菌力(腸内細菌)、金力(金融資産)が最重要というポリシーのご主人を見守り、株式投資、株主優待、旅行、ゴルフ、健康などの面白い話、役に立つ話を発信するのである

ニチリンから2021年12月期決算短信、2022年12月期通期業績予想、株主優待の変更が発表されたのである

 2月14日、自動車用各種ホース類の製造および販売のニチリン(5184)から、2021年12月期決算短信、2022年12月期通期業績予想、株主優待の一部変更が発表されたのである。決算短信によれば、売上高58,260百万円(前期比13.1%増)、営業利益6,841百万円(同58.7%増)、経常利益7,531百万円(同69.1%増)、純利益は4,781百万円(同100.8%増)、1株当たり利益336.04円(前期167.23円)、配当83円(前期45円)と、コロナ禍で苦戦した2020年12月期から大きく回復し、加えて固定資産売却益等の特別利益があったため、増収・増益・増配なのである。

 2022年12月期業績予想は、売上高609億円(前期比4.5%増)、営業利益70億円(同2.3%増)、経常利益72億円(同4.4%減)、純利益30億円(同37.3%減)、1株当たり利益212.47円(336.04円)、配当予想76円(同83円)と、増収・減益・減配を予想しているのである。その理由について、ニチリンは、「半導体不足は2021年10月頃から徐々に緩和され、2022年は生産・販売の回復が見込まれておりますが、依然として半導体や原材料の不足など不透明感は払拭されていません。 このような環境の中、当社グループでは、連結業績予想を次の通りといたしました。なお、前期は特別利益の発生がありましたが、当期については見込んでおりません。」と説明しているのである。

 さらに、株主優待を貰うためには1年以上の継続保有が条件となる株主優待制度の一部変更も発表されたのである。「株主優待制度の一部変更に関するお知らせ」によれば、従来、保有株数(100株以上、1,000株以上、5,000株以上)と保有期間(3年未満、3年以上)に応じて、株主優待QUOカード)の金額が決まっていたが、次のとおり2022年12月期から適用される保有期間の条件が1年以上と3年以上に変更されたのである。

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株主優待制度の一部変更

 変更理由について、ニチリンは、「株主様の当社の株式保有状況、ならびに株主配当と株主優待のバランス等を総合的に勘案し検討を重ねた結果、より中長期的な視点で当社株式を継続保有して頂きたく、贈呈基準を一部変更する事といたしました。」と説明しているのである。長期保有方針のご主人には関係ない変更であるが、昨今流行の信用新規売りと現物買いを同時に行う取引(いわゆるクロス取引)により、株主優待をゲットする投資家を排除する狙いが隠されているのではと、ご主人は思っているのである。