2月14日、アクティビア・プロパティーズ投資法人(3279)から第20期(2021年6月~2021年11月)の分配金と資産運用報告が届いたのである。アクティビア・プロパティーズ投資法人は、スポンサーが東急不動産ホールディングスグループということもあり、そのポートフォリオは3大都市圏、就中都心の商業施設とオフィスをメインにする総合型リートなのである。
分配金は現在の1口当たり換算で、フル稼働した2013年から16,235円、15,990円、16,910円、17,687円、18,594円、19,046円、そして2019年20,254円と順調に増加していたが、2020年19,155円、2021年18,761円、そして2022年予想分配金が18,535円と低減傾向なのである。これもコロナ禍の影響による賃料減額、オフィス稼働率の低下(2020年11月98.6%⇒2021年11月96.7%)による結果なのであるが、アフターコロナを見据え、ホテルを核とした商業施設(東急プラザ赤坂)を売却し、収益性の高い都心オフィスビル4棟を取得したので、コロナ禍の影響低減、今後の復調が期待できるのである。
アクティビア・プロパティーズ投資法人の2022年予想分配金は18,535円と低減傾向であるものの、投資口価格はこの半年リート全体の下落と同様に下落傾向で、2月17日の終値387,500円なので分配金利回りは4.78%と半年前(2021年8月26日4.11%)より少し上昇しているのである。ご主人は、株式市場がリーマンショックから徐々に回復しつつあるが、まだまだ低調だった2012年に、上場直後のアクティビア・プロパティーズ投資法人を購入したので(その後投資口が1:2で分割されたので1口当たり248,400円)、2022年の予想分配金は低減傾向とはいうものの予想投資利回りは7.46%と高い水準なのである。