今週も、ロシアのウクライナ侵攻、これに伴う各種の経済制裁、原油・資源・食料の高騰と相まって世界的なインフレ懸念、アメリカ市場の下落に影響され、TOPIX(前週比-2.46%)、日経平均株価(前週比-3.17%)とも4週連続下落なのである。
ご主人のポートフォリオも、前週比-1.73%と4週連続マイナスではあるが、TOPIX、日経平均株価ほどは下落しなかったのは、高配当株の踏ん張りによるところが大きいのである。
今週の主なプラス要因は、イオン北海道(7512)+6.90%、バリューHR(6078)+6.46%、共立メンテナンス(9616)+5.13%、ケーヨー(8168)+2.98%、イオン(8267)+2.56%などである。主なマイナス要因は、トリドールホールディングス(3397)-10.80%、USEN-NEXTホールディングス(9418)-9.73%、FPG(7148)-9.23%、稲畑産業(8098)-7.42%、ジャパンインベストメントアドバイザー(7172)-6.71%、などである。
今週のトピックスは、3月11日にKDDIが3,907円と半年ぶりに年初来高値更新したのが唯一の明るい話題なのである。KDDIの株主優待は人気があり、内需株ということでウクライナ危機にリンクせず株価は安定しており、3月11日、2021年9月以来の年初来高値更新、3月末の配当と株主優待権利を狙った動きなのかもしれないのである。また、バリューHRの上昇は、3月末の株式分割を狙った動きなのかもしれないのである。USEN-NEXTホールディングスは、2月28日発表した25年8月期まで4カ年の中期経営計画が評価されて株価は大きく上昇したが、今週はこれを帳消しする下落なのである。稲畑産業(8098)は、2月7日に発表された2022年3月期通期業績予想の上方修正と増配をきっかけに、3週連続上場来最高値更新したが、先週-8.31%、今週-7.42%と2週連続大きく下落したのである。