4月26日、FPG(7148)から、「2022年9月期業績予想及び配当予想の修正に関するお知らせ」が発表されたのである。お知らせによれば、2022年9月期業績予想は、売上高440億円⇒490億円、営業利益78億円⇒97億円、経常利益80億円⇒100億円、純利益54億円⇒67億円、1株当たり利益63.23円⇒78.45円と、いずれも上方修正されたのである。この上方修正について、FPGは「リースファンド事業におきましては、コロナ禍からの脱却もあり、また、比較的収益率の高い案件の出資金の販売が好調に推移したこと、不動産ファンド事業につきましては、投資家からの強い引き合いが継続し、積極的な組成を行うとともに販売が増加したことから、第2四半期累計期間の売上高・各利益とも、前回発表予想を超過することになりました。 通期につきましても、第2四半期(累計)の結果を踏まえ、上方修正することといたしました。」と説明しているのである。
これに伴い、配当予想も修正され、32円⇒40円(配当性向51.0%)と修正され、前期(18.5円)から2倍超の増配見込みなのである。増配について、FPGは、「株主還元につきましては、持続的な成長と企業価値向上のために必要な内部留保を確保しつつ、継続的かつ安定的な配当を実施することを基本方針とし、連結配当性向50%を目安としております。今般、業績予想を上方修正したことに伴い、上記の基本方針を踏まえまして、当期の配当予想を1株当たり40円00銭に修正いたしました。」と、説明しているのである。
なお、FPGは、1月31日、「2022年9月期業績予想及び配当予想の修正に関するお知らせ」を発表しているので、今期2回目の上方修正及び増配ということなのである。
因みに、翌27日は日経平均株価-1.17%と悪い地合のなか、FPGの株価(終値)782円(前日比+6.83%)と、上方修正と増配見込みを好感して上昇したのである。