6月20日、日本取引所グループ(8697)から、2022年3月期の株主優待のQUOカードが届いたのである。日本取引所グループの株主優待は、3月末、100株以上保有の株主に、保有期間に応じた額面のQUOカードである。
1年未満:1千円 1年以上:2千円、2年以上:3千円 3年以上:4千円
ご主人の保有期間は3年以上なので、4,000円分(2,000円×2枚)のQUOカードなのである。因みに、QUOカードには企業名が入っていないレディメイドのカードである。
4月26日に発表された2022年3月期決算短信によれば。営業収益1,354億円(前期比1.6%増)、営業利益734億円(同1.5%減)、税引前利益734億円(同1.7%減)、当期利益499億円(同2.8%減)、1株当たり利益94.35円(前期96.00円)、期末配当は46円(特別配当15円を含む)、第2四半期の26円と合わせて年間配当は72円(前期68円)と、増収・減益となったものの増配となったのである。増配理由、特別配当理由について、日本取引所グループは、「業績に応じた配当を実施することを基本とし、具体的には、配当性向を60%程度とすることを目標としております。上記方針のもと、2022年3月31日を基準日とする期末配当予想について、今回の連結業績予想の修正により親会社の所有者に帰属する当期利益の増額が見込まれることから、普通配当を1株当たり31円に修正いたします。また、当年度の連結業績は、第三次中期経営計画(2019年度-2021年度)において定めた経営財務数値(営業収益1,300億円、親会社の所有者に帰属する当期利益500億円、ROE15%以上)を2期連続で達成する見込みとなったことに加え、東京証券取引所が運営する株式市場の新市場区分への移行など、第三次中期経営計画で掲げた重点戦略を、株主の皆様からのご支援を受け、着実に進捗できたことに対して感謝の意を表するため、1株当たり15円の特別配当を実施いたします。」と、説明しているのである。
2023年3月期業績予想は、営業収益1,325億円(前期比2.2%減)、営業利益655億円 (同10.9%減)、税引前利益655億円(同10.8%減)、純利益450億円(同9.9%減)、1株当たり利益85.3円、配当予想は52円と、減収・減益・減配が見込まれているのである。