7月4日、立花エレテック(8159)から、2022年3月期の株主優待と株主通信(第93期年次報告書)が届いたのである。立花エレテックの株主優待は、次のとおり、3月末、保有株数、保有期間に応じてQUOカードが貰えるのである。
一つ注意点があるのである。「3年以上の継続保有者を更に優遇(増額)」とあるが、3年以上の意味が通常と少し異なるのである。QUOカードの台紙の「ごあいさつ」には、「同一の株主番号で連続3回以上株主名簿に記載のある株主様が対象となります。」とされているのである。つまり、通常の定義では3月末の時点で2年以上継続して保有していることなのである。ご主人と奥様は、100株、保有期間2年未満なので、2,000円のQUOカードが届いたのである。
最後に、5月12日に発表された2022年3月期決算短信によれば、売上高1,934億円(前期比19.8%増)、営業利益67億円(同66.4%増)、経常利益74億円(同68.9%増)、純利益51億円(同48.8%増)、1株当たり利益204.16円(前期136.99円)、配当60円(前期37円)と、増収・増益・増配、しかも、売上高、営業利益、経常利益については過去最高なのである。このような好業績の背景には、FAシステム事業、半導体デバイス事業の好調さがあるのである。
2023年3月期業績予想は、売上高1,950億円(前期比0.8%増)営業利益67億円(同0.6%増)経常利益73億円(同0.8%減)、純利益50億円(同2.8%減)、1株当たり利益200.17円、配当予想60円が見込まれているのである。業績予想がほぼ横這いの理由について、立花エレテックは、「前年度後半の勢いを受けて上半期は引き続き好調に推移するとの見通しから、年間の売上高、営業利益については、前年を上回る水準を見込んでおります。経常利益、当期純利益については、前年の為替差益及び株式売却益の計上の影響から微減の予想としております。」と説明しているのである。