7月13日、サイゼリヤ(7581)から、2022年8月期第3四半期決算短信が発表されたのである。売上高1,073億円(前年同期比12.6%増)、営業利益10億円(前年同期8億営業損失)、経常利益100億円(前年同期比285.8%増)、純利益65億76百万円(同380.4%増)、1株当たり利益134.69円(前年同期28.17円)と増収・増益であるものの、地域別に見ると国内事業は営業赤字となっており、アジア地域の黒字によって10億円の営業利益を確保している点、営業時短休業協力金86億円(うち前期分58億円)により、経常利益、純利益を確保している点からも、本業はかなり苦戦していることがうかがわれるのである。
2022年8月期業績予想については変更がなく、売上高1,480億円(前期比17.0%増)、営業利益36億円、経常利益130億円(276.2%増)、純利益77億円(前期比336.1%増)、1株当たり利益158.36円、配当予想18円が見込まれている。