8月12日、バリューHR(6078)から、順調な2022年12月期第2四半期決算短信が発表されたのである。売上高2,961百万円(前年同四半期比12.9%増)、営業利益488百万円(同16.5%増)、経常利益576百万円(同38.6%増)、純利益381百万円(同73.5%増)、1株当たり利益14.57円(前年同期9.23円)、配当8.5円となったのである。順調な業績について、バリューHRは、「顧客の獲得及び既存顧客のサービス利用の受託業務が順調に推移している」と説明しており、経常利益、純利益の前年同期比大幅増なのは、主に投資有価証券売却益と受取配当金を営業外収益として計上したためなのである。
2022年12月期業績予想は、売上高64億円(前期比15.8%増)、営業利益13億円(同28.8%増)、経常利益12億円(同26.7%増)、純利益8億円(同26.1%増)、1株当たり利益32円、配当予想17円と、増収・増益・増配を見込んでいるのである。この通期業績予想に対する進捗率は、売上高46.3%、営業利益37.5%、経常利益48.0%、純利益47.6%と一見イマイチのように見えるが、バリューHRは後半に追い込むパターンからすれば普通なのである。
因みに、翌営業日(15日)の株価は、通期業績予想に対する進捗率が悪いと思った人が多かったためか、終値が1,382円(-71円、-4.89%)と大きく下落したのである。しかし、16日の終値は1,423円(+41円、+2.97%)と半値以上戻し、19日にはザラ場で1,560円と年初来高値更新するまで上昇したのである。