ご主人の主目標である年間500万円の配当について、8月末現在、今年の実績と配当予想を合算すると518万円(前月比+1万円)となり、3年振りに500万円を突破する見込みなのである。配当額の増加は、日本リート投資法人の分配金予想よりも分配金実績が少々上回ったのと、JFEホールディングスから第2四半期の配当予想が発表されたのが主な要因なのである。なお、ウクライナ戦争、対ロシア経済制裁、米中対立、世界的な原油高・資源高・食料高、アメリカのインフレ・利上げ・景気後退、円安、国内のコロナ第7波など、波乱要因は数多くあり油断はできないのである。
8月31日現在のポートフォリオ時価総額は1.91億円(前月比-0.06%)とほぼ横這い、TOPIX(同+1.22%)と日経平均株価(同+1.10%)いずれをも下回り、7月に続いて8月もイマイチだったのである。また、2021年末比でも-9.88%と、まだまだ苦戦しているのである。
プラス要因は、コロナ禍で苦戦していたFPG、三菱HCキャピタル、みずほリースなどのリース業の復調傾向が続いており、特にFPGは7月28日発表された上昇修正と増配予想を評価し24.50%上昇したこと、決算短信が良好だったトリドールホールディングス、バリューHR、GSIクレオス、立花エレテックなどの上昇が挙げられるのである。年初来高値更新は、7月の16社に続いて、8月は21社(三機工業、SFPホールディングス、サンマルクホールディングス、トリドールホールディングス、アビスト、FPG、ジャパンインベストメントアドバイザー、GSIクレオス、木曽路、ケーヨー、イオン、みずほリース、三菱HCキャピタル、イオンモール、共立メンテナンス、王将フードサービス、キーコーヒー、モスフードサービス、スターツプロシード投資法人、アクティビア・プロパティーズ投資法人、ケネディクス・レジデンシャル・ネクスト投資法人)と続出しているは、8月末、9月末の権利取り狙いかもしれないが、良い傾向なのである。
マイナス要因は、新型コロナ第7波の流行の影響か外食が総じて下落したこと、マックスバリュ西日本と統合したフジは統合時に株価のピークを付けた後半年間ダラダラ下がりが継続していること、リート全体で-1.65%と奮わず、特に8月決算落ちのGLP投資法人、Oneリート投資法人、タカラレーベン不動産投資法人(公募による新投資口発行も)が大きく下落したことが挙げられるのである。
また、身辺整理の一環であるが、ポートフォリオを少し整理するため、さわかみファンドの縮小・廃止に向け一部解約したことから、さわかみファンドの組入比率は7月の8.2%から4.30%に低下したのである。
時価総額ベスト5
1位 ベネフィット・ワン 組入比率 10.5% 騰落率 -3.23%
2位 共立メンテナンス 組入比率 8.9% 騰落率 +7.31%
3位 ノエビアホールディングス 組入比率 6.0% 騰落率 -2.08%
4位 タカラレーベン不動産投資法人 組入比率 5.0% 騰落率 -5.79%
5位 さわかみファンド 組入比率 4.3% 騰落率 +4.82%
騰落率ベスト5
1位 FPG +24.50%
2位 トリドールホールディングス +17.65%
3位 GSIクレオス +10.26%
4位 イオン北海道 +9.76%
5位 バリューHR +7.46%
騰落率ワースト5
1位 クリエイト・レストランツ・ホールディングス -10.49%
2位 フジ -8.03%
3位 ケーヨー -7.94%
4位 モスフードサービス -7.69%
ということで、8月末現在、主目標である年間配当500万円は達成はほぼ確実ではあるが、波乱要因は多数あり、来年以降の見通しは決して明るくないこと、ポートフォリオの整理を徐々に進めるため、引続き株主優待と高配当を重視し、割安(投資利回りが高い)な銘柄があれば入れ替える程度の地味なポートフォリオ管理を続けて行くのである。