GHOST/トロのマネー日記

私はGhostである、名前は花山トロ。ご主人は花山とうしろう、サラリーマン生活の傍ら株式投資に励み、退職後は配当と株主優待で夫婦2人悠々自適に暮らしている。トロは前飼主に捨てられ彷徨っているところをご主人に拾われ、以来優しいご主人に甘えていたが、2021年1月14日、Ghostになったのである。これからは、人生は3つの「きんりょく」、即ち筋力(筋肉)、菌力(腸内細菌)、金力(金融資産)が最重要というポリシーのご主人を見守り、株式投資、株主優待、旅行、ゴルフ、健康などの面白い話、役に立つ話を発信するのである

ベネフィット・ワンから業績予想の上方修正が発表されたのである

 まだ、2023年3月期第2四半期決算は発表されていないが、10月28日、ベネフィット・ワン(2412)から「2023年3月期第2四半期(累計)連結業績予想の修正に関するお知らせ」が発表されたのである。5月10日に発表した第2四半期業績予想を上方修正するものなのである。

 売上高20,950百万円⇒20,230百万円と下方修正したが、営業利益4,000百万円⇒4,820百万円、経常利益3,990百万円⇒4,900百万円、純利益2,640百万円⇒3,750百万円と利益はいずれも20%~40%程度業績予想を上回る見通しなのである。しかし、前年同期比では営業利益、経常利益とも30%程度下回り、純利益は22%も下回るのである。

 修正の理由について、ベネフィット・ワンは、「新型コロナウイルス感染症第7波拡大の影響により、①福利厚生事業において会員のサービス利用回復が想定より緩やかとなり、②ヘルスケア事業において取引先自治体の新型コロナワクチン接種が想定より前倒して実施されました。加えて、③投資有価証券の一部売却に伴う特別利益を計上したこと」と説明しているのである。

 このように大きな修正ではあるが、通期業績予想の修正を行わなかった理由について、ベネフィット・ワンは、「福利厚生会員のサービス利用回復状況やワクチン接種支援事業の受託状況に変動要素があること、またプロモーションなどの施策効果にも変動要素があること」と説明しているのである。

 翌取引日の10月31日、この発表を受けて、ベネフィット・ワンの株価は2,064円(前日比-201円、-8.87%)と大きく下落したのである。ベネフィット・ワンの業績予想が上方修正されたにもかかわらず株価がネガティブに反応したということは、多くの人がベネフィット・ワンの業績を会社の予想よりも高いと予想していたということか、それとも業績予想が出ているにもかかわらず今頃になって前年よりも業績が悪いことに気がついたのか・・・