GHOST/トロのマネー日記

私はGhostである、名前は花山トロ。ご主人は花山とうしろう、サラリーマン生活の傍ら株式投資に励み、退職後は配当と株主優待で夫婦2人悠々自適に暮らしている。トロは前飼主に捨てられ彷徨っているところをご主人に拾われ、以来優しいご主人に甘えていたが、2021年1月14日、Ghostになったのである。これからは、人生は3つの「きんりょく」、即ち筋力(筋肉)、菌力(腸内細菌)、金力(金融資産)が最重要というポリシーのご主人を見守り、株式投資、株主優待、旅行、ゴルフ、健康などの面白い話、役に立つ話を発信するのである

立花エレテックから2023年3月期第2四半期決算短信と通期業績予想の上方修正が発表されたのである

 11月10日、立花エレテック(8159)から、好調な2023年3月期第2四半期決算短信と通期業績予想の修正が発表されたのである。決算短信によれば、売上高1,100億円(前年同期比20.8%増)、営業利益48億円(同76.2%増)、経常利益58億円(同88.3%増)、純利益41億円(同90.9%増)、1株当たり利益165.45円(前年同期85.78円)と、売上・利益とも第2四半期としては過去最高の結果なのである。子細に観ると、売上高の前年同期比20.8%増に対して、営業利益は76.2%増と高いことから、固定費をカバーして大きな利益が出せるゾーンに入っていると推測できるのである。念のため、為替差益を確認すると669百万円(前年同期41百万円)あり、経常利益から為替差益を除くと5,133百万円、前年同期比66.7%増となり、為替差益が無くても十分好業績と言えるのである。この結果、第2四半期の配当は40円と配当予想の30円から10円増配なのである。

 また、同日、このような第2四半期決算短信を踏まえ、2023年3月期通期業績予想の修正が発表されたのである。売上高1,950億円⇒2,150億円(前期比11.2%増)、営業利益67.5億円⇒80億円(同19.2%増)、経常利益73.5億円⇒88億円(同18.7%増)、純利益50億円⇒62億円(同20.5%増)、1株当たり利益200.17円⇒248.22円と、上方修正されたのである。修正理由について、立花エレテックは、「2023年3月期第2四半期連結業績につきましては、半導体製造装置関連や物流関連などの分野を中心に国内・海外ともに好調に推移したことに加え、急激な円安による為替差益も寄与し、売上及び利益において当初の予想を上回る結果となりました。第3四半期以降につきましては、長期化するウクライナ情勢や資源価格の高騰など先行き不透明な状況ではありますが、一定の業績は確保できるものと予想しております。」と説明しているが、少々保守的な内容なのである。

 と言うのは、第2四半期の業績予想に対して実績は、営業利益で1,651百万円増加しているが、上方修正された通期業績予想では1,250百万円しか増加していない、つまり第3・4四半期は下方修正しているのである。経常利益、純利益も同様であり、「長期化するウクライナ情勢や資源価格の高騰など先行き不透明な状況ではあります」と先行き不透明感を重視し、上方修正したものの、かなり保守的な内容なのである。ということで、期末配当予想は変更無く、30円に据え置かれたままなのであるが、ご主人は立花エレテックのメインであるFAシステム、半導体バイスは、今後も好調が続くと予測していることから、期末決算でもさらなる増収・増益・増配が期待できると思っているのである。