11月17日、キーコーヒー(2594)から、2023年3月期第2四半期の株主優待が届いたのである。キーコーヒーの株主優待は、3月末、9月末、保有株式数に応じて、次のとおり自社商品の詰め合わせなのである。ご主人は200株保有なので、写真のとおり、SINCE2020 BLEND No.200(VP)、ドリップオン カフェインレス 深いコクのブレンド、ドリップオン スペシャルブレンド、アロマフラッシュブレンドコーヒーの4点(2,000円相当)なのである。暑い夏が終わり爽やかな秋はあっという間に過ぎ、ホットコーヒーがありがたい時季に届いた株主優待なのである。
11月14日に発表された決算短信によれば、売上高303億10百円(前年同期比11.3%増)、営業利益5億14万円(同72.8%増)、経常利益6億23百万円(同32.3%増)、純利益4億57百万円(同48.2%増)、1株当たり利益21.379円(前期14.42円)、中間配当5円(前期中間配当5円)と増収・増益なのであるが、利益が今ひとつ伸びていないのである。その直接的な原因は、飲食事業(株式会社イタリアントマト)のコロナ禍からの回復が、不十分のため営業赤字となっているのである。
2023年3月期通期業績予想は、売上高640億円(前期比14.9%増)、営業利益5億円(同35.7%増)、経常利益7億円(同31.5%減)、純利益5億円(同32.7%減)、1株当たり利益23.35円、年間配当予想10円(期末5円)が見込まれているが、コーヒー生豆調達価格は上昇しており(ブラジルの生産地における降雨不足、降霜及び海上輸送網の停滞による相場の高騰、円安の進行)、また、資源・エネルギー価格上昇に伴い資材費や物流費など様々なコストが増加しているので、なかなか厳しい業績予想となっているのである。