GHOST/トロのマネー日記

私はGhostである、名前は花山トロ。ご主人は花山とうしろう、サラリーマン生活の傍ら株式投資に励み、退職後は配当と株主優待で夫婦2人悠々自適に暮らしている。トロは前飼主に捨てられ彷徨っているところをご主人に拾われ、以来優しいご主人に甘えていたが、2021年1月14日、Ghostになったのである。これからは、人生は3つの「きんりょく」、即ち筋力(筋肉)、菌力(腸内細菌)、金力(金融資産)が最重要というポリシーのご主人を見守り、株式投資、株主優待、旅行、ゴルフ、健康などの面白い話、役に立つ話を発信するのである

2022年11月のポートフォリオ

 ご主人の主目標である年間500万円の配当は、11月末現在、今年の実績と9月期の決算短信で判明した配当を合算すると521万円(前月末比+1万円)となり、3年振りに500万円突破が確定したのである。ということで、次は2023年の動向が気になるところであるが、世界的にはウクライナ戦争の長期化、対ロシア経済制裁、米中対立、原油高・資源高・食料高、アメリカのインフレ・利上げ・景気後退、中国のゼロコロナ政策、等々、国内でも円安、インフレ、コロナ禍、など、波乱要因は数多くあり、甚だ心許ないのである。ということで、さわかみファンドを全て解約し現金化する一方、高収益・高配当、有利子負債ゼロ、自己資本比率83.9%、予想ROE17.6%など財務・業績良好な電炉大手の大和工業を4,690円で購入と手堅くまとめたのである。

 11月30日現在、ポートフォリオ時価総額は前月末比+3.28%と久々に大きく上昇し1.93億円、TOPIX(同+3.00%)と日経平均株価(同+1.45%)を上回る上昇ではあるが、2021年末比では-8.59%とまだまだ苦戦しているのである。

 プラス要因は、12月末決算の配当・株主優待権利取得を意識したニチリン、バリューHR、ホットランド、好調な9月期決算短信、業績予想の上方修正が発表された立花エレテックニチリンホットランド、JFEホールディングス、時価総額最大のベネフィット・ワンなどの上昇が挙げられるのである。日本製紙は10月の急落からの反動ということで中身は無いのである。そして、バリューHRは、10月に続いて11月も上場来最高値更新し、しかも4営業日連続(11月22日~28日)なのであるが、やはり高PER(52.57倍)からの反動落の可能性が気になるのである。年初来高値更新は、9社(WDI、ホットランドサンマルクホールディングスニチリン、バリューHR、立花エレテック、イオン、マックスバリュ東海ロイヤルホールディングス)とまずまずなのである。特にWDIは周囲の状況とは関係なくコロナショック以降ジリジリと上昇し、11月28日には1,980円と上場来最高値(2,014円)に迫ったのである。

 マイナス要因は、9月、10月に好調だった反動で下がったと思われるものが多いが、12月決算のジャパンインベストメントアドバイザーが、特に材料も無いのに7月以降ダラダラ下がっているのが気になるところである。

 時価総額ベスト5

  1位 ベネフィット・ワン       組入比率 10.7% 騰落率   +5.26%

  2位 共立メンテナンス        組入比率  9.8% 騰落率   -0.59%

  3位 ノエビアホールディングス    組入比率  6.0% 騰落率   -5.73%

  4位 タカラレーベン不動産投資法人  組入比率  4.7% 騰落率   -1.02%

  5位 サムティレジデンシャル投資法人 組入比率  3.5% 騰落率   +2.05%

     現金               組入比率 18.8%(+5.1%)

 騰落率ベスト5

     1位 ニチリン            +13.20%

  2位 JFEホールディングス     +11.40%

  3位 日本製紙            +10.29%

  4位 バリューHR          +10.14%  

  5位 ホットランド            +9.41%

 騰落率ワースト5

  1位 ジャパンインベストメントアドバイザー           -13.06%

  2位 トリドールホールディングス            -8.59%

  3位 KDDI                                        -6.62%

  4位 ケネディクス・レジデンシャル・ネクス投資法人  -4.09%

  5位 王将フードサービス                -4.01%

 ということで、11月末現在、主目標である年間配当500万円の達成は確定したので、今後は2023年の投資をどうするかが関心事項となるのである。世の中には依然として波乱要因は多数あり、今後の見通しは決して楽観できないなか、取り敢えず現金比率を高め、TOBに応募したタカラレーベン・インフラ投資法人の分配金(年間16万円程度)を穴埋めするための投資、2023年のNISA口座で何に投資するのかが、当面の課題ではあるが、基本方針のとおり株主優待と高配当を重視し、割安な銘柄を探す方向で地味なポートフォリオ管理を続けて行くのである。