1月4日、ザイ・オンラインに公開された「連続増配株ランキング」ベスト20![2023年最新版](https://diamond.jp/zai/articles/-/229803)についての検証なのである。この特集を取り上げている理由について、『つまり、長期間にわたって「増配を続けている」企業は、それだけ長期的に業績を伸ばしていたり、一時的に業績が落ちても配当を出せるようにしっかりと利益を蓄積できていたりする「優良企業」と判断することができるのだ。しかも、「配当が増える」だけでなく、それに伴って「株価も上がる」傾向があるので、「増配株」は実に魅力的な投資先なのだ。』と説明しているのである。
ということで、第10位は、ご主人が保有しているなかでもっとも時価総額が大きく、20期連続増配のKDDIなのである。KDDIについては、『2003年3月期に増配を開始して以来、20年連続で増配を続けており、年間配当額は41.6倍に成長した。直近3年での増配率は1.19倍で、年平均5.98%の増配をしている計算になる。2023年3月期の年間配当額は前期比「10円」の増配となる「135円」の予想で、「21年連続増配」を達成する見込みだ。』とコメントしているのである。KDDIの2018年3月期のEPSは235.5円、その後259.1円、275.7円、284.2円、300.0円、そして2023年3月期は予想EPS314.92円と増加が続いており、配当予想135円、配当性向42.9%とまだまだ余裕なので、21期連続増配が見込まれているのである。
KDDIの株価は、ITバブル崩壊後の底値から、途中リーマンショック、コロナショックなどの急落はあるものの、通信事業業績自体堅調、典型的な内需株で昨今の国際情勢の影響をあまり受けていないこともあり右肩上がりの上昇を続けているのである。1月6日現在の株価は3,988円、PER12.83倍、PBR1.72倍と、ほどほどの評価なのである。そして、いまだに増収・増益を続けているが、スマホの普及が進み、UQモバイルやオンライン契約へのシフトが進むなど、急成長産業から成熟産業へ変化しつつあり、今後は新しい分野を開拓しない限り高成長は期待できないことから、リスクを避けるには高値掴みならないように気をつけるのである。
因みに、ご主人は2,800円で購入しており、21期連続増配の見込みである2023年3月期の配当予想135円なので、投資利回りは4.82%(株主優待を含めれば5.89%))なのである。