ご主人の主目標である年間配当500万円の進捗状況は、2023年の配当実績と判明している配当予想の合計で529万円(前月比+82万円)が見込まれ、目標達成はほぼ確実な状況なのである。今月は、3月期決算企業の決算短信により2024年3月期の配当予想が判明したことで一気に配当が増加したことと、バリューHRの増配予想が発表されたためなのである。
5月31日現在、ポートフォリオ時価総額は187百万円、前月末比-2.70%と2ヶ月ぶりに減少したうえ、好調なTOPIX(同+3.56%)と日経平均株価(同+7.04%)大きく下回り、しかも5ヶ月連続で下回る不調ぶりなのは、組入比率上位3位がいずれも低調なのが大きく影響しているのである。特に、組入比率1位であったベネフィット・ワンは、遂に共立メンテナンスに逆転され2位に転落なのである。
そして、日経平均株価は遂に31,000円を突破、33年振りの高値となったその要因は、外国人投資家の買い越しが日本人投資家の売り越しを大きく上回ったと報じられているが、これも、他国の市場と比べて割安(円安の影響もある)という消極的な理由であり、何か悪い材料次第で暗転する可能性もあり、楽観はできないのである。
個別のプラス要因は、今期の好業績予想・増配予想が評価されたみずほリース、三菱HCキャピタル、USEN-NEXT HOLDINGS、日本製紙、コロナ禍から回復しつつある外食、アメリカの金利低下を受けて徐々に上昇しているリートなどが挙げられるのである。年初来高値更新は5月ということだけでなく、今期の好業績予想が評価されたこともあり40社(キーコーヒー、アルペン、すかいらーくホールディングス、トリドールホールディングス、コメダホールディングス、日本製紙、ニチリン、アビスト、白銅、稲畑産業、木曽路、リンガーハット、イオン、みずほリース、三菱HCキャピタル、イオンモール、日本管財ホールディングス、USEN-NEXT HOLDINGS、KDDI、オートバックセブン、王将フードサービス、ジェイグループホールディングス、ホットランド、SFPホールディングス、ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス、サンマルクホールディングス、ぴあ、セントラルスポーツ、サイゼリヤ、立花エレテック、日本取引所グループ、吉野家ホールディングス、NECキャピタルソリューション、モスフードサービス、ロイヤルホールディングス、ケネディクス・レジデンシャル・ネクスト投資法人、GLP投資法人、サムティレジデンシャル投資法人、スターアジア投資法人、投資法人みらい)と、ポートフォリオの半数を超え非常に多かったのである。また、今期の好業績予想・増配が評価され、稲畑産業、三菱HCキャピタル、みずほリース、コメダホールディングスの4社が上場来最高値更新したのである。
個別のマイナス要因は、2024年3月期通期業績予想がイマイチの日本モーゲージサービス(株主優待廃止の予告も影響)、ベネフィット・ワン、白銅、ヤマダホールディングス、低調なグロース市場の影響を受けているSBIリーシングサービスなどが挙げられるのである。この他、コロナ禍からの回復を期待して上昇した共立メンテナンス、SFPホールディングス、ロイヤルホールディングスなどが過熱感のためか反動落となっているのである。
組入比率トップ5
1位 共立メンテナンス 比率 8.18% 騰落率 -10.40%
2位 ベネフィット・ワン 比率 7.86% 騰落率 -17.76%
3位 ノエビアHD 比率 5.57% 騰落率 -5.96%
4位 タカラレーベン不動産投資法人 比率 4.31% 騰落率 +0.33%
5位 サムティレジデンシャル投資法人 比率 3.59% 騰落率 +3.54%
現金 比率 17.87%
騰落率ベスト5
1位 ホットランド +10.20%
2位 みずほリース +10.00%
3位 三菱HCキャピタル +7.58%
4位 USEN-NEXT HOLDINGS +7.07%
5位 日本製紙 +5.42%
騰落率ワースト5
1位 日本モーゲージサービス -23.58%
2位 ベネフィット・ワン -17.76%
3位 SBIリーシングサービス -15.24%
4位 白銅 -14.68%
5位 ヤマダホールディングス -12.37%