5月14日、みずほリース(8425)から、好調な2024年3月期決算短信が発表されたのである。売上高6,561億円(前期比23.9%増)、営業利益395億円(同24.4%増)、経常利益508億円(同26.9%増)、純利益352億円(同24.0%増)、1株当たり利益725.35円(前期586.75円)、配当192円(同147円)、配当性向26.5%(同25.1%)、ROE12.32%(同11.8%)と、増収・大増益・大増配となったのである。
期末配当は配当予想89円から20円増配し109円(前期82円)となったのである。この増配の理由について、みずほリースは、「当社は、株主の皆様に対する利益還元については、収益力の向上を図りつつ業績に応じた配当を実施することを基本方針としております。また、同時に、株主資本の厚みも企業価値を向上させるうえで重要な要素であると考え、株主の皆様への利益還元と株主資本充実のバランスにも十分意を用いて対応しております。2024年3月期の期末配当金については、当初業績予想を上回る収益の増加により、直近予想より20円増配の1株当たり109円といたします。」と説明しているのである。
2025年3月期通期業績予想は、営業利益470億円(前期比19.0%増)、経常利益550億円(同8.1%増)、純利益380億円(同7.9%増)、1株当たり利益139.34円と引続き好業績を見込んでおり、配当予想は40円(配当性向28.7%)なのである。なお、みずほリースは、3月31日を基準日に1株を5株に分割しているため、前期の配当192円は分割考慮すると38.4円となり、2025年3月期は前期比1.6円の増配予想なのである。
みずほリースは連続増配株で有名であるが、2004年10月上場、2005年3月期配当18円、そして2006年3月期配当27円と最初の増配から以後、33円、38円、40円、44円、46円、48円、50円、54円、56円、60円、64円、70円、78円、82円、92円、110円、130円、147円と連続増配を続け、2024年3月期配当192円で19期連続増配が確定し、2025年3月期配当予想は株式分割を考慮すれば200円(40円×5株)と増配予想でしかも配当性向28.7%なので、20期連続増配は余裕で達成できそうなのである。