5月15日、王将フードサービス(9936)から、好調な2024年3月期決算短信が発表されたのである。売上高1,014億円(前期比9.0%増)、営業利益102億円(同28.9%増)、経常利益104億円(同14.8%増)、純利益79億円(同27.3%増)、1株当たり利益420.46円(前期330.50円)、配当145円(前期135円)、配当性向34.5%(前期40.8%)と、増収・増益・増配なのである。好業績の要因は、値上げが受け入れられ客単価が上昇、店内飲食がコロナ禍前を回復、配達、持ち帰りも引続き高水準を維持するなど、売上高が前期比9%伸び初めて1,000億円突破したことが挙げられるのである。また、配当については、配当予想140円から5円増配した点について、王将フードサービスは、「売上高は創業以来初めて1,000億円を突破し、過去最高額を更新するとともに、営業利益は前年比で大幅な増益を達成することができました。配当につきましては、公表させていただいた1株あたり年間140円から、2年連続で過去最高額の更新となる145円(期末70円から75円)に増額させていただく予定です」と説明しているのである。
2025年3月期通期業績予想は、売上高1,098億円(前期比8.4%増)、営業利益111億円(同8.8%増)、経常利益113億円(同8.4%増)、純利益79億円(同0.7%増)、1株当たり利益423.49円、配当予想150円(配当性向35.4%)が見込まれているのである。純利益の伸びが小さいのは、前期の資産売却益の剥落のためなのである。