7月24日、サイゼリヤ(7581)の株価は、一時前日比340円高(+5.59%)の6,420円と、2023年11月2日につけた6,320円以来、8ヶ月ぶりに上場来最高値更新したのである。
サイゼリヤの株価はコロナ禍で1,600円台に下落したが、コロナ禍規制の緩和とともに2022年5月以降ジワジワと上昇し、2023年9月25日、前日比160円高(+3.33%)の4,960円と、1999年11月12日につけた4,847.5円(株式分割調整済)以来、24年ぶりに上場来最高値更新したのである。その後も徐々に上昇、11月2日6,320円と上場来最高値更新後は、売上高は回復したものの利益面の遅れ、特に国内事業の遅れが足を引っ張り、しばらく低調な株価で推移したのである。
7月10日、サイゼリヤから、2024年8月期第3四半期決算短信、配当予想の修正(増配)に関するお知らせ、及び株主優待制度の廃止に関するお知らせが発表された直後は、株主優待廃止に批判的な個人投資家の売りの影響で下落したものの、その後は株主優待廃止・増配を評価する海外勢の買いが勝ったのか、徐々に上昇、7月24日、8ヶ月ぶりに6,420円と上場来最高値更新したのである。