8月7日、ロイヤルHDから、2024年12月期第2四半期決算短信発表が発表されたのである。売上高726億円(前年同期比12.5%増)、営業利益3,443百万円(同36.6%増)、経常利益3,386百万円(同66.3%増)、純利益2,968百万円(同100.4%増)、1株当たり利益60.32円(前年同期27.52円)と、増収・大増益なのである。
このような好業績を受け、第2四半期決算短信発表前の8月1日、ロイヤルHDから、5月10日に続き、2回目の2024年12月期第2四半期(中間期)、ならびに2024年12月期(通期)の連結業績予想の上方修正が発表されたのである。第2四半期の上方修正理由について、ロイヤルHDは、「前回発表以降、外食事業においては、高付加価値商品の提供による販売価格の上昇に加えて、改装などブランド価値向上の取り組みが奏功し、売上高は想定を上回る水準となりました。また、ホテル事業やコントラクト事業の空港ターミナル店舗、高速道路サービスエリア・パーキングエリア店舗においても、訪日外国人の増加などを背景に観光需要が回復に向かっていることから、売上高は想定を上回り、堅調な推移となりました。費用面では米国産牛肉などの原材料価格や人件費の上昇が継続しているものの、増収による増益効果、各種経営施策による収益性の改善、機内食事業の回復に伴う持分法投資損益の良化などが寄与し、各段階利益は想定を上回る水準となりました。」と説明しているのである。
そして、8月1日発表された2024年12月期(通期)の連結業績予想の修正は、売上高1,480億円⇒1,492円(前期比7.4%増)、営業利益70億円⇒72億円(同18.5%増)、経常利益64億円⇒68億円(同29.1%増)、純利益48億円⇒54億円(同33.8%増)、1株当たり利益97.53円⇒109.72円(前期76.82円)と、いずれも上方修正されたのである。上方修正理由について、ロイヤルHDは、「個人消費の持ち直しの動きには弱さもみられるものの、足元の7月度においても、各事業セグメントで売上高は概ね計画と同水準で推移していることから、今後の売上高については、前回予想をやや上回る水準となることを想定しております。一方で、原材料価格や人件費の上昇などのコスト増は継続することを前提としております。上記の理由により、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益は前回発表予想を上回る見通しとしております。」と説明しているのである。