8月14日、すかいらーくHD(3197)から、2024年12月期第2四半期決算短信が発表されたのである。決算短信によれば、売上収益1,914億円(前年同期比12.7%増)、営業利益120億円(同320.1%増)、税引前利益107億円(同586.8%増)、純利益62億円(同1,047.1%増)、1株当たり利益円27.66円(前年同期2.41円)、中間配当(前年同期無配)と、増収・大増益・増配なのである。好業績の要因は、既存店客数が大幅に回復したこと、新店・転換合わせて33億円(2.0%)の売上増が挙げられるのである。
このような業績好転に伴い、同日、2024年12月期通期業績予想及び配当予想の修正が発表されたのである。売上収益3,750億円⇒3,950億円(前期比11.3%増)、営業利益150億円⇒240億円(105.3%増)、税引前利益120億円⇒210億円(同141.6%増)、純利益75億円⇒130億円(171.9%増)、1株当たり利益32.97円⇒57.148円と、いずれも上方修正されたのである。上方修正の理由について、すかいらーくHDは、「前年5月8日に新型コロナウイルス感染症が感染症法上で5類に分類されてから一年経過した後も外食消費が引き続き順調であること、当社主要ブランドでの4月の価格改定の効果が想定以上であること、及び、土日祝日に店舗従業員を多く配置したことで回転率が向上し、1店当たり売上高が増加したことにより、売上収益、事業利益、営業利益、税引前利益、当期利益が当初想定を上回って推移しています。この動向を踏まえ、前回公表の2024年12月通期連結利益予想を上方修正いたします。」と説明しているのである。
そして配当予想は、中間配当が無配⇒7.5円、期末配当予想10円⇒変わらず、年間配当10円⇒17.5円と増配となったのである。増配の理由について、すかいらーくHDは、「当社は、将来の事業展開と企業価値の向上に向けた設備投資等に備えて内部留保を確保しつつ、株主の皆様に継続的な配当を実施していくことを基本方針としております。当社の配当方針は、「当社は、将来の事業展開と企業価値の向上に向けた設備投資等に備えて内部留保を確保しつつ、株主の皆様に継続的な配当を実施していくことを基本方針としております。当社の配当方針は、「調整後当期利益の30%」を目標に安定的な配当を実施することです。2024年12月期の年間配当につきましては10.00円としておりましたが、上記の通り当期利益を前回公表予想から上方修正することを踏まえ、1株当たり17.50円の配当(中間配当7.50円、期末配当10.00円)とさせていただきます。」と説明しているのである。