10月9日、吉野家HD(9861)から、2025年2月期第2四半期決算短信が発表されたのである。売上高993億円(前年同期比8.4%増)、営業利益3,713百万円(同6.9%減)、経常利益3,968百万円(同6.9%減)、純利益2,213百万円(同23.1%減)、1株当たり利益34.22円(前期44.52円)、中間配当10円(前期8円)と、増収・減益・増配なのである。セグメント別では、吉野家、はなまる、海外とも増収となったものの、いずれのセグメントも人件費、材料価格の高騰により、利益面では苦戦しているのである。しかしながら、通期業績予想に対する進捗率でみると、売上高48.9%、営業利益53.0%、経常利益53.6%、純利益54.0%と、苦戦は織り込み済みで予想以上に進捗しているのである。
2025年2月期通期業績予想に修正はなく、売上高2,030億円(前期比8.3%増)、営業利益70億円(同12.2%減)、経常利益74億円(同14.9%減)、純利益41億円(同26.8%減)、1株当たり利益63.38円、配当予想20円(前期18円)が見込まれているのである。