ご主人は、投資方針として長期保有を基本方針としているが、途中で、業績の悪化、株主優待の廃止・改悪、TOB、そして資金繰りのためなどで、売却したことは多々あるのである。ということで、これからは、通期業績予想の修正、配当予想の修正、株主優待制度の新設・廃止・変更、TOBなど、大きな変化があった銘柄について、今後どうしていくのか個別に考えを整理するのである。
第7弾は、中古のオフィスビルやマンションなどの再生ビジネスで急成長をしているビーロット(3452)なのである。なぜにビーロットかというと、増配続ける高配当株であるレーサム(8890)に対し、9月13日、ヒューリック(3003)から完全子会社目的でのTOB(公開買付)を発表したため、手放さざるを得なくなったので、レーサムに代わる有望株が必要となったのである。
ビーロットの2024年12月期通期業績予想は、当初、売上高未定、営業利益5,690百万円(同3.5%増)、経常利益5,060百万円(同2.3%増)、純利益3,470百万円(同5.2%増)、1株当たり利益180.08円(前期171.13)、配当予想未定(前期51円)だったのである。9月30日、ビーロットから2024年12月期通期業績予想の修正が発表され、売上高未定⇒301億円(前期比28.0%増)に上方修正されたのであるが、利益面については、現在精査中ということで、修正は発表されていないのである。配当予想は未定となっているが、配当性向について、ビーロットは30%以上を目標としいることから(2023年12月期実績29.8%)、今期の配当は、予想1株当たり利益180.08円×配当性向30%=54円と推測でき、また、売上高は前期比28.0%増の301億円に上方修正されたことから、利益面も現状の前期比2.3%~5.2%が上方修正される可能性は十分あるので、配当は54円を超えることは十分ありうるのである。仮に今期の配当が54円としても、10月18日の株価1,156円でみれば、配当利回り4.67%、さらに、純利益が前期比14%増(売上高の前期比の半分)ならば、1株当たり利益195.09円×配当性向30%=58.5円、配当利回り5.06%が予想されるのである。配当予想を公表していないため、気づかない人が多いのかもしれないが、ビーロットは高配当の急成長企業なのである。
簡単にビーロットの指標を確認すると、10月18日現在、株価終値は1,156円。時価総額231億円と小規模であるが、ROE24.77%と高く、PER6.41倍、PBR1.38倍と割安に放置されているのである。自己資本比率は、不動産業ということもあり、25.6%と少々低めではある。
因みに、月刊ダイヤモンド・ザイ9月号では、「隠れ高配当株に注目」と題して(P60)、ビーロットを「高成長予想なのにPER5倍台! 稼働率が低下した建物や複雑な権利関係の不動産を再生するビジネスに注力。前期は過去最高益を更新。ROEは同業平均の2倍と収益力が高い。配当性向は30%以上が目標。今期も最高益を更新する見通しで高水準の配当が期待できる。」と紹介しているのである。
ご主人は、最初に購入したときは、ビーロットの株価は980円台、レーサムのTOB前の時価総額の1/4程度だったが、購入した理由は、急成長企業で高収益・高配当、しかもレーサムと同様に投資用不動産販売を手掛けているが、株価は割安に放置されていたからなのである。