10月31日、王将フードサービス(9936)から、2024年3月期第2四半期決算短信が発表されたのである。売上高538億円(前年同期比8.3%増)、営業利益5,247百万円(同5.2%増)、経常利益5,469百万円(同6.8%増)、純利益3,645百万円(同6.4%減)、株式3分割後ベースで1株当たり利益64.55円(前年同期69.05円)なのである。純利益の減益要因は、前期にあった土地売却による固定資産売却益等(463百万円の利益)の剥落のためなので、これを除けば順調に決算なのである。株式分割前ベースで中間配当75円(前年同期70円)と、5円の増配となっているのである。好業績の要因について、王将フードサービスは、「当社グループは、「快適な食空間」「心温まる接客」「美味しい料理」をお客様に提供するという社会的使命を全うするため、人的資本への投資を積極的に行い、QSCレベルの一層の向上に注力するとともに、効果的な販売促進策を継続して実施いたしました。その結果、客数は継続して増加し、特に店内飲食が大きく伸びるとともに、テイクアウト&デリバリーも引き続き好調に推移いたしました。」と説明しているのである。
2025年3月期通期業績予想は、売上高1,098億円(前期比8.4%増)、営業利益111億円(同8.8%増)、経常利益113億円(同8.4%増)、純利益79億円(同0.7%増)、1株当たり利益141.16円には変更なく、配当予想50円(配当性向35.4%)が見込まれているのである。