11月8日15時、オリックス(8591)から、好調な2025年3月期第2四半期決算短信が発表されたのである。営業収益1兆4,036億円(前年同期比3.2%増)、営業利益1,969億円(同20.0%増)、純利益1,829億円(同42.8%増)、1株当たり利益159.42円(前年同期109.92円)、中間配当62.17円(前期42.80円)と増収・大増益・増配なのである。この好業績の要因は、オペレーティング・リース収益や商品および不動産売上高、サービス収入などの収益が伸びたことが挙げられるのである。
2025年3月期通期業績予想は、純利益3,900億円(前期比12.7%増)のみ公表しており、配当予想は「配当性向39%もしくは1株当たり通期配当金98.60円のいずれか高い方」と累進配当を採用しているので、98.6円以上となるのである。仮に、下半期の純利益が上半期と同額ならば期末配当は62.17円、通期で124.34円となり、また、通期業績予想どおり純利益3,900億円ならば、配当性向39%なので、年間配当は132.53円と大幅な増配が見込まれが、オリックスは依然期末配当は未定としているのである。
因みに、オリックスの株価は、この日3,410円前後で推移していたが、15時発表直後、3,500円程度に上昇、終値は前日比106円高(+3.13%)の3,493円で終えたのである