11月13日、サンマルクHD(3395)から、好調な2025年3月期第2四半期決算短信が発表されたのである。売上高329億47百万円(前年同期比4.6%増)、営業利益18億26百万円(同92.6%増)、経常利益19億80百万円(同85.3%増)、純利益16億72百万円(同222.6%増)、1株当たり利益81.84円(前年同期25.37円)、中間配当26円(前期25円)と、増収・大増益・増配なのである。しかも、5月13日に公表した第2四半期業績予想を大きく上回る業績なのである。この好業績の理由について、サンマルクHDは、「2025年3月期第2四半期(中間期)連結業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響の収束に伴う経済活動の回復による来客者数の増加が当社の想定を上回ったことに加え、業態のブラッシュアップや店舗運営効率の改善を始めとする既存店売上回復に向けた取り組みにより、上半期の売上高は業績予想を上回る結果となりました。また、損益面につきましても、既存店売上の回復による固定費負担の減少並びに適切なコストコントロールの実施により、各段階損益とも業績予想を上回る結果となりました。」と説明しているのである。
2025年3月期通期業績予想には修正はなく、売上高640億円(前期比0.9%減)、営業利益30億円(同14.5%増)、経常利益30億円(同9.0%増)、純利益21億円(同116.6%増)、1株当たり利益102.78円(前期47.47円)が予想されており、配当予想52円(50円)、配当性向50.6%(同105.3%)が見込まれているのである。しかしながら、通期業績予想に対する進捗率は、売上高51.5%、営業利益60.9%、経常利益66.0%、純利益79.6%と利益面の進捗率が高く、さらに牛カツ定食業態を中核とするジーホールディングス株式会社の子会社化が11月に完了したことから、業績の上振れが十分期待できるのである。