11月11日、バリューＨＲ（6078）の株価は、一時前日比35円高の1,826円と、10月9日に付けた1,794円以来1か月ぶりに上場来最高値更新し、翌12日1,841円、13日1,847円、14日1,850円と、4日連続上場来最高値更新したのである。
バリューＨＲの株価は、2015年7月の上場以来、じわりじわりと上昇を続け、2022年12月に1,759円と上場来最高値更新したものの、その後は一時1,200円を割るほど低迷したが、今年3月以降じわりじわりと上昇トレンドが続き、10月4日に1,760円と1年10か月ぶりに上場来最高値更新し、翌7日1,770円、1日置いて9日1,794円と上場来最高値更新したのである。そして1か月ぶりに、11月11日1,826円と上場来最高値更新したのである。
上場来最高値更新の要因については、2024年12月期第3四半期決算短信は11月14日発表予定ということで、特にＩＲ情報もなく、8月14日に発表された2024年12月期第2四半期決算短信では、先行投資（システム・人員）の負担から営業利益以下が大きくマイナスとなり、また、9月14日に発表された「株式会社メンタルヘルステクノロジーズとの資本業務提携に関するお知らせ」でも、この提携が業績に与える影響は軽微となっており、これといった明確なものはないのである。強いて挙げるなら、1,200円を割るような株価は下げすぎで反発したと言える程度か、あるいは12月末の配当と株主優待の権利取りに向けた動きなのかもしれないのである。
因みに、14日の終値1,842円で見ると、ＲＯＥ16.26％と高いが、配当利回り1.36％、ＰＥＲ49.32倍、ＰＢＲ7.24倍と、グロース系とは言え割高感が出ているのである。
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