11月14日、ビーロット(3452)から、好調な2024年12月期第3四半期決算短信が発表されたのである。売上高27,671百万円(前年同期比42.5%増)、営業利益6,627百万円(同55.1%増)、経常利益6,300百万円(同61.5%増)、純利益4,448百万円(同65.5%増)、1株当たり利益230.71円(前年同期139.15円)と、大増収・大増益なのである。好業績の要因は、不動産投資開発事業では不動産の売却39件(前年同期35件)のうち、ホテル2軒(前年同期0件)の販売が大きく寄与しているのである。
2024年12月期通期業績予想には修正はなく、売上高301億円(前期比28.0%増)、営業利益5,690百万円(同3.5%増)、経常利益5,060百万円(同2.3%増)、純利益3,470百万円(同5.2%増)、1株当たり利益180.08円(前期171.13)、配当予想未定となっているのである。しかしながら、第3四半期累計の営業利益、経常利益、純利益の進捗率はいずれも100%超(通期業績予想を上回っている)となっているものの、今回は修正されなかったのである。仮に、通期の純利益が第3四半期と同額の場合、ビーロットは配当性向30%を表明しているので、配当は230.17円×30%=69円が見込まれることになるのである。
参考までに、2023年12月期は、12月15日に通期業績予想の修正と配当予想が公表されていることから、今年もぎりぎりまで公表されないのかもしれないのである。
因みに、ビーロットの株価は、この好業績を受け、翌15日、一時前日比189円高(+15.79%)の1,388円と年初来高値を更新したのである。