11月19日、サンマルクHD(3395)から、「牛かつもと村」を傘下に持つ株式会社B級グルメ研究所ホールディングスを子会社化することが発表されたのである。株式会社B級グルメ研究所ホールディングス及びBQ International株式会社は、飲食店の企画、経営を行う牛かつもと村及び極品國際餐飲股份有限公司(台湾)を子会社としており、これらの子会社を通じて、牛カツ定食業態の「牛かつもと村」、直営店舗30店舗(国内28店舗、海外2店舗)(11月19日現在)を運営しているのである。
この買収の理由につて、サンマルクHDは、「インバウンド観光客の取り込みや、海外展開に強みを持つと考えられる牛カツ定食業態を中核とする牛かつもと村をグループ内に取り込むことにより、当社グループのインバウンド観光客の取込みや海外進出の強化を見込むとともに、当社グループが保有する商業施設等の物件情報や出店ノウハウの活用、当社調達ノウハウの共有及び物流網の共有により、牛かつもと村におけるコストダウンの実現といったシナジー効果が見込まれることから、更に当社グループ及び牛かつもと村の成長を加速させることができると判断し、この度の株式取得を決定いたしました。」と説明しているのである。
サンマルクHDは、10月4日、京都勝牛のジーHDを子会社化することを発表しており、今回の買収と併せて、牛かつ業態を、サンマルクカフェ、鎌倉パスタに次ぐ、第3ブランドとして確立する方針が鮮明となったのである。