12月2日、木曽路(8160)から、2025年3月期第2四半期の株主優待と配当(12円)が届いたのである。木曽路の株主優待は、次のとおり、3月・9月末、保有株数に比例して、木曽路グループが運営する飲食店舗で利用できる株主優待券(有効期限2026年1月末)なのである。
株主優待券は、木曽路、大将軍、くいどん、とりかく、鈴のれん、からしげ等、木曽路グループが運営する各店舗で、飲食代、店舗の物販(土産類、中元商品、歳暮商品、おせち)に利用できるのである。もちろん最近流行のお持ち帰り弁当にも使えるのである。木曽路の株主優待券は保有株数に比例して増えるので、余裕資金があるなら家族で500株、1,000株を保有するのがお薦めである。一つ注意する点は、株主優待券の額面は1,000円であるが、これは消費税抜きの飲食代金からの割引となるので、店内飲食の場合は消費税込み1,100円、お持帰りの場合は消費税込み1,080円の価値があるのである。
11月11日に発表された2025年3月期第2四半期決算短信によれば、売上高238億円(前年同期比0.0%減)、営業損失694百万円(前年同期営業損失396百万円)、経常損失675百万円(同経常損失380百万円)、純損失886百万円(同純損失412百万円)、1株当たり利益-31.49円(前年同期-14.63円)、中間配当12円(同8円)と、微減収・減益と、依然苦戦が続いているのである。その要因について、木曽路は、「想定より来店客数とテイクアウト商品販売数量が伸び悩み、売上高が減少したことと、当初の予定を上回る賃率や水光熱費の上昇等により販管費が増加したため」と説明しているのである。
2025年3月期通期業績予想は、上半期の減収・減益を反映し、売上高530億円(前期比0.0%増)、営業利益20.2億円(同10.1%減)、経常利益20.6億円(同9.6%減)、純利益12億円(同175.0%増)、1株当たり利益42.61円と、11月5日に下方修正を公表しているが、下半期は当初の予想を維持する見込みなのである。なお、配当予想24円(期末12円)には修正はないのである。