1月9日、フジ(8278)から、2025年2月期第3四半期決算短信が発表されたのである。営業収益5,981億円(前年同期比0.5%増)、営業利益6,122百万円(同15.7%減)、経常利益7,380百万円(同17.7%減)、純利益3,102百万円(同38.8%減)、1株当たり利益35.80円(前年同期58.50円)と、増収・減益となっているのである。営業収益は着実に増加したものの、「将来に向けた投資としてのスクラップ&ビルドおよび既存店の活性化を実施するとともに、施設保全に向けた修繕などを積極的に実行したことで」、販管費の増加により、営業利益以下は大きな減益となったのである。
2025年2月期通期業績予想の修正はなく、営業収益8,100億円(前期比1.1%増)、営業利益155億円(同2.6%増)、経常利益177億円(同1.9%増)、純利益80億円(同7.6%増)、1株当たり利益92.29円、配当30円(前期30円)、配当性向32.5%が見込まれているのである。
因みに、翌10日、フジの株価は、1,980円~2,040円と前日の終値2,003円を挟んで小動きで推移し、終値は前日比31円高(+1.55%)の2,034円なのである。市場は、将来に向けた投資が業績に結び付くのか、通期業績予想どおり着地するのか、少々評価に迷っているのかもしれないのである。