現地在住の友人に教えてもらったのであるが、最近大気汚染がひどく、外での活動を控えるような注意が頻繁に発出されるそうなのである。要するに、微小粒子状物質(PM2.5)濃度の上昇が続いているのである。調べてみると、健康に害を与えるレベルとして、世界保健機関(WHO)の基準は25 μg /㎥、タイの基準値は50 μg /㎥と定められているが、バンコクでは最近100μg /㎥程度の数値なのである。確かに、頭上の空はやや白っぽいが十分青さがあるが、遠くは薄い灰色、ときにはやや黄色がかった灰色で、遠くの景色が良く見えないのである。
大気汚染の原因は、現地在住者曰く、工場の排煙、自動車の排気ガス(特にバス、トラックなどのディーゼル車、整備不良の自動車、自動二輪車)、ビル解体・建設現場から出る粉塵などが考えられるが、悪化させる要因は、一段と悪化している渋滞、建設ラッシュ、雨が降らず風が弱い乾季は地表に滞留しやすく、昨今多数の高層ビルが建設されたため風の通りが悪くなったためなのである。
ということで、コロナ禍が終了しても、バンコクの多くの人がマスクを着用しているのは、PM2.5対策なのである。そして、1月25日~31日まで、バンコクの高架鉄道(BTS)、地下鉄、路線バスの全路線が無料となるのである。自家用車の利用自粛を通じて、大気汚染の改善を図る意図なのであるが、路線バスにはEVが増加しつつあるものの、いまだ古いディーゼル車が多数走っており、果たしてどの程度の改善効果があるのか???
因みに、ご主人は帰国のためタクシーで空港に向かったのであるが、偶々なのか、その日の空港近くの高速道路上ではPM2.5の濃度が高いためか、道路わきのサインがすぐ近くまで近づかないと判読できない濃霧のような状態なのに驚いたのである。親切にも、タクシーの運転手は、マスクをご主人にプレゼントしたのである。そして、フライトの遅延が発生するのかもと危惧したが、その後濃霧状態は改善し、フライトが遅延するようなトラブルには至らなかったのである。
話は変わるが、BTSチッドロム駅とプロンチット駅の間に、写真のとおり金色に輝く建物があるのである。写真では分かりにくいが、入口の上に「DIOR」と表示されているのである。ここは、2024年12月8日にオープンしたばかりの、「DIOR Gold House」なのである。日本人にはなかなか奇抜な印象を受けるが、DIORのイメージカラーとタイ人は金が好きというのが理由なのかもしれないのである。因みに、タイ人は金が好きな背景には、過去にクーデーターが頻繁に発生したので政府を信用せず、金を信用していたという理由があるのである。また、最近は減少したが、街中に「金行」と看板を掲げている、金の売買を行う店が多いのである。多様な金製品が売買できるが、タイ人は携帯が便利ということが理由なのか、喜平(キヘイ)チェーンが圧倒的に多いのである。

最後に、1月23日、タイでは同性結婚を認める「結婚平等法」が施行されたのである。同日、バンコクの中心にある商業施設サイアムパラゴンで施行を記念したイベントが開かれたのである。タイでは、ニューハーフショーが行われているようにおかまが多いうえ、働き者の女性は怠け者・浮気者の男性を嫌い独身を通す人も多いという背景もあるのである。タイでは、表面的にはジェンダーの多様性に寛容なイメージがあるが、外国人にはわからないレベルでは、差別を受けるケースがあるらしいのである。