2月7日13時、神戸製鋼所(5406)から、2025年3月期第3四半期決算短信が発表されたのである。売上高1兆8840億円(前期比0.6%増)、営業利益1,254億円(同9.9%減)、経常利益1,328億円(同0.8%減)、純利益1,028億円(同6.3%減)、1株当たり利益260.58円(277.83円)と、微増収・微減益なのである。
同時に公表された2024年度第3四半期決算説明資料の中で、2025年通期業績予想が修正されたのである。売上高2兆6000億円⇒2兆5800億円(前期比1.4%増)、営業利益1400億円⇒1500億円(同19.6%減)、経常利益1300億円⇒1400億円(同13.0%減)、純利益1200億円⇒1300億円(18.7%増)、1株当たり利益304.03円⇒329.52円(前期277.38円)と、売上高は下方修正されたが、利益面はいずれも上方修正されたのである。この要因は、素材系事業・建設機械で販売数量の減少を見込むものの、機械・エンジニアリングでの受注採算の改善に加えて、価格転嫁の進展や固定費を中心としたコスト改善等が挙げられるのである。
また、通期業績予想の修正に伴い、「配当予想の修正に関するお知らせ」により、期末配当予想も上方修正されたのである。期末配当予想45円⇒55円(前期45円)、配当予想90円⇒100円(前期90円)と、10円の増配なのである。増配理由について、「配当につきましては、継続的かつ安定的に実施していくことを基本としつつ、財政状態、業績の動向、先行きの資金需要等を総合的に考慮して決定することとしております。基準とする配当性向につきましては、親会社株主に帰属する当期純利益の30%程度を目安としております。当期の親会社株主に帰属する当期純利益の見通しを踏まえ、上記の方針にもとづき、期末配当を前回予想から10円増配し、1株当たり55円(年間:100円)とする方針に修正することを決議いたしました。」と説明しているのである。
因みに、神戸製鋼所の株価は、前日の終値1,657.5円を下回る水準で推移していたが、13時に発表された上方修正が評価され株価は急騰、一時前日比142.5円高(+8.60%)の1,800円をつけ、終値は1,774.5円なのである。