2月14日14時、三機工業(1961)から、好調な2025年3月期第3四半期決算短信が発表されたのである。売上高1,764億円(前年同期比18.0%増)、営業利益141億円(同136.3%増)、経常利益152億円(同119.0%増)、純利益101億円(同109.1%増)、1株当たり利益191.96円(前年同期89.53円)と増収・大増益なのである。好業績の要因は、建築設備事業の大型工事を中心に繰越工事が順調に進捗したことで増収、受注環境の改善と施工における原価低減の取り組みにより増益、特に建築設備事業における利益率の高い大型工事が寄与などによるものなのである。しかも、上期に複数の大型工事を受注したことにより建築設備事業の受注高が増加しており、好業績が続く見込みなのである。
この好調な決算を受け、同日、2025年3月期通期業績予想の今期2回目の上方修正が発表されたのである。売上高2,450億円⇒2,500億円(前期比12.7%増)、営業利益165億円⇒210億円(同81.2%増)、経常利益170億円⇒220億円(同72.5%増)、純利益116億円⇒150億円(同67.6%増)、1株当たり利益218.47円⇒284.02円といずれも上方修正され、利益面はいずれも30%弱の上方修正なのである。上方修正の理由について、三機工業は、「通期の連結業績予想につきましては、当第3四半期連結決算を踏まえ、今後の見通しを精査した結果、売上高は、大型繰越工事が順調に進捗したことに加え、当期に受注した工期の短い工事も売上に寄与し、2024年11月11日に公表した前回予想を上回る見込みであります。各段階利益は、受注環境の改善に加え、施工における原価低減の取り組みの継続による工事採算の改善等により、すべての利益項目で前回予想を上回る見込みであります。」と説明しているのである。
さらに、通期業績予想の上方修正を受け、配当予想も今期2回目の上方修正が発表されたのである。期末配当予想55円⇒90円(前期50円)、通期配当予想110円⇒145円(前期85円)、配当性向51.1%と上方修正されたのである。配当予想の上方修正理由について、三機工業は、「当社は、中期経営計画“Century2025”Phase3において、配当については配当性向50%以上、1株当たり年間配当金70円以上の安定的・継続的な配当を実施することを、自己株式取得についてはPhase3期間中に500万株程度を実施していくことを基本方針としております。当期の業績は、本日公表いたしました「業績予想の修正に関するお知らせ」に記載のとおり、2024年11月11日に公表した業績予想を上回る見込みであることから、2025年3月期の期末配当予想につきましては、前回予想の1株当たり55円の予想から35円増配の90円に修正しております。」と説明しているのである。
因みに、三機工業の株価は、この日3,150円~3,200円程度で推移していたが、14時の通期業績予想と配当予想の上方修正の発表を受け、一時前日比265円高(+8.29%)の3,460円と上昇し、2024年12月23日につけた3,260円以来2カ月ぶりに上場来最高値更新したものの、終値は3,280円と地味に着地したのである。
