2月20日、ぴあ(4337)から、「株式の売出し及び主要株主の異動に関するお知らせ」が発表されたのである。お知らせによれば、大和証券が引受先となり、KDDI株式会社とKDDIパートナーズ株式会社が保有する1,363,900株の売出し及び最大204,500株のオーバーアロットメントによる売出しなのである。ぴあの発行済み株式数は15,656,713株なので、1,363,900株はその8.71%に相当する株式の売出しになるのである。売出価格は未定だが、3月3日~3月6日の間の終値に0.9~1.0を乗じた価格を仮条件とし、受給状況を勘案して決定、そして、受け渡しは3月10日~13日の間のいずれかになるのである。
株式の売出し理由について、ぴあは、「当社の主要株主であるKDDI株式会社及びKDDIパートナーズ株式会社から当社株式の売却意向を確認したため、最適な株式売却手法を検討した結果、当該株主に対し当社株式の円滑な売却機会を提供するとともに、株主層の多様化と流動性の向上を図るべく、当社株式の売出しの実施を決定しました。」と説明しているのである。なお、売出人であるKDDIとセブン&アイ・ホールディングス、セブン-イレブン・ジャパン等はロックアップに同意し、受渡期日から起算して180日目間、大和証券の事前の同意なしには売却しない旨合意しているのである。
今回の株式の売出しでは1株利益の希薄化はなく、180日間のロックアップがあるとはいうものの、そもそもPER50.88倍、PBR6.99倍と株価は割高なうえに、安定株主が保有していた株式が流通することは、流通株式の需給の悪化、株価の下落が懸念されるのである。因みに、翌21日の株価は、一時190円安(-5.99%)の2,980円と大きく下落、終値は2,990円なのである。