3月19日、王将フードサービス(9936)の株価は、一時前日比円30高(+0.92%)の3,285円と、3月13日につけた3,255円以来6日ぶりに上場来最高値更新したのである。
王将フードサービスの株価は、2024年10月1日に株式3分割以降、最低投資額が従来の1/3となり手掛けやすくなったこと、9月の月次売上高(速報版)でも順調に売り上げが伸びていることもあり、10月9日には3,080円と7月31日につけた最高値3,076円(株式分割調整済)以来2か月ぶりに上場来最高値更新し、10月16日に3,090円と再び上場来最高値更新したのである。そして、10月31日に発表された2025年3月期第2四半期決算短信が順調だったことと、直近の市場の上昇相場も相まって、11月7日3,095円、8日3,150円と上場来最高値更新したのである。その後2025年に入り、1月31日に発表された順調な2025年第3四半期決算短信、2月14日からの値上げ(直近3年で5回目の値上げ)があるもものの、3月4日に発表された2025年2月 月次売上高(速報版)では、前年同月が閏年にもかかわらず、売上高前年同月比11.9%増と、値上げの影響が見られない好調さが評価され、また、3月末の配当と株主優待の権利狙いの動きもあり、3月10日に3,240円と2024年11月8日に付けた3,150円以来4か月ぶりに上場来最高値更新し、翌11日に3,255円、さらに3月13日3,255円と上場来最高値更新したのである。
このように、株価が好調な王将フードサービスについて、3月20日の日経新聞のコラム(記者の目)に、『「餃子の王将」冷めぬ人気 今期、営業最高益 値上げでも客数増 コロナ禍も研修・店舗に投資』と題する記事が掲載されたのである。
記事の読み出しは、『「餃子の王将」を展開する王将フードサービスが好調を維持している。メニューの値上げと客数増を両立させ、2025年3月期の連結営業利益は15期ぶり最高益の見通しだ。新型コロナウイルス流行時に多くの外食企業が投資を縮小した際に、逆張りで投資を増やしたのが奏功している。25年3月期の営業利益は前期比9%増の111億円と、過去最高だった10年3月期の107億円を上回る見込みだ。株価も上昇基調にあり、3月19日には上場ら高値となる3,285円とつけた。』と始まるのである。そして、記事は2月14日に過去3年で5度目となる値上げについて、「2月の直営既存店の売上高が前年同月比11%増だったことが好感された。」と言及しているのである。さらに、岩井コスモ証券の饗場大介シニアアナリストのコメント(外食業界の中でも価格転嫁と客数増を両立できている企業は王将以外には数少ない)も紹介しているのである。
さらに、コロナ禍の2021年3月期、王将フードサービスは投資キャッシュフローを前期比30%増の34億円に増やし、社内研修のオンライン化、閉店するFCを直営店に転換、関西の久御山工場で餃子の生産能力増強などに充てたことを紹介しているのである。そして、リピーターを優遇する戦略を前面に出し、強固なファン層をつかんでいる点も指摘しているのである。
最後に、課題は原料高と指摘しているのである。王将フードサービスの渡辺社長のコメント(業界にとっても最も厳しいのがコメの値上がり)と紹介しており、「今後もいかに客離れを繰り止めるか、王将は常に問われる続けることとなる。」と締めくくっているのである。
